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台湾の与党・民進党の元職員で、人権問題に取り組んでいた李明哲氏はことし3月、中国を訪問した際に拘束されました。


李氏の裁判が11日、中国の湖南省で始まり、中国のインターネット上で2012年から去年までの間、中国政府を繰り返し批判したなどとして、国家を転覆しようとした罪に問われていることが明らかになりました。


台湾当局は裁判について、家族が面会を拒否されるなど正当な法的手続きを踏んでいないと批判する声明を発表しました。
また、李氏の家族も裁判で李氏が罪を認めたことについて、強要されたのではないかと反発しています。


この裁判について、中国側としては台湾の人たちが中国のインターネット上で政府を批判する動きが広がらないようけん制する狙いがあるものと見られます。


中国と台湾をめぐっては、民進党蔡英文政権が「中国大陸と台湾はともに1つの中国に属する」という考え方を受け入れておらず、関係が冷え込んでいます。