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ホワイトハウスの発表によりますと、プライス厚生長官は29日、辞表を提出し、トランプ大統領も受理したということで、30日からプライス氏に代わる長官代行が任命されるということです。


アメリカのメディアはプライス長官が国内の移動の際に一般の民間機を利用できるにもかかわらず20回以上にわたってチャーター機を利用したのに加え、海外出張には軍用機を利用し合わせて100万ドル以上の税金が使われたと伝え、「税金のむだづかいだ」などと批判が高まり、トランプ大統領も不快感を表していました。


これを受けてプライス長官は陳謝し費用の一部を国庫に返納して今後はチャーター機を利用しない考えを示していましたが批判が収まらず、辞任に追い込まれた形です。


トランプ政権ではほかにも環境保護局のプルイット長官やジンキ内務長官が同様にチャーター機などを利用していたと報じられ、政府の監察官や議会の委員会が調査に乗り出していて、新たな火種となっています。


トランプ大統領は29日、ホワイトハウスで記者団に対し、次のFRBの議長人事について「今後、2、3週間で決める」と述べ、候補者との面会を重ねていることを明らかにしました。


これについてアメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは29日、トランプ大統領が元FRB理事のウォーシュ氏や現役のFRB理事のパウエル氏と面会したと伝えました。
またトランプ大統領との関係が悪化したとされるホワイトハウスの国家経済会議のコーン委員長は税制改革で実績を挙げれば候補になりうると伝えられたほか、スタンフォード大学のテイラー教授らの名前も挙げられています。


一方でトランプ大統領はことし7月のメディアのインタビューで「イエレン議長は再任の可能性がある」とも述べていて、イエレン氏を再任するのか別の人材を指名するのか選考作業が本格化しています。


FRBアメリカ経済の拡大を見込んで緩やかに金利を引き上げる方針ですが、市場では次の議長に誰がなるかで金融政策の見通しが変わる可能性もあるとして、注目が高まっています。