米出版社が立ち戻る「紙の本」 電子書籍の販売減少で https://t.co/1t7Y9IWxwP
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2017年10月16日
消費者向け書籍を手掛ける米4大出版社の経営トップたちは、10年にわたる技術の激変や成長の不振を経た今、成長を加速させるために目新しいだけのフォーマットに依存することをやめたと話す。
今や電子書籍の売上高は減少しており、出版社の売上高のごく一部を占めるにとどまっている。その一方で従来の紙書籍の売上高は増加傾向にある。米国出版社協会(AAP)によると、消費者向け書籍業界の総売上高は2013年から16年までに約5%増加し、着実に成長している。
マーレーCEOは電子書籍の販売不振の原因として「スクリーン疲れ」を挙げ、ハーパーコリンズは同社事業全体の「最大の強み」である紙書籍への投資を増やしていると述べた。
紙書籍は「以前よりも美しくなっている」と同CEOは話す。「紙書籍の見返し(表紙と中身とをつなぎ合わせている紙)など多くのデザインがこれまで以上に凝っているのが分かるだろう。われわれはそれを無駄とは思っていない」