中国首相 フィリピン大統領と会談 巨額支援で関係強化へ #nhk_news https://t.co/r8ok8KcpLY
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年11月15日
中国の李克強首相は、14日までフィリピンの首都マニラで行われていたASEAN=東南アジア諸国連合の関連会議や東アジアサミットに出席したあと、中国の首脳としては10年ぶりにフィリピンを公式に訪問し、ドゥテルテ大統領と会談しました。
首脳会談後の共同記者会見で李首相は、「両国間には波風もあったが、関係強化に向けた願いは変わらない。ことしに入って実務的な協力は一気に前進した」と述べ、南シナ海の問題を事実上棚上げして中国との関係強化を進めるフィリピンを高く評価しました。
そのうえで、フィリピンのインフラ建設などに合わせておよそ8000億円の巨額の支援を行う方針を改めて確認し、イスラム武装勢力との戦闘が終結したばかりの南部の復興に1億5000万元(およそ25億円余り)を無償提供を行うことを明らかにしました。
このあと李首相は、ドゥテルテ大統領とともに、中国側が無償で建設する橋の着工式にも出席し、フィリピンのインフラなどへの支援を一層強化していく姿勢を示しました。