GPS捜査で事実と異なる証言 捜査員「話すなと言われた」 #nhk_news https://t.co/A1vQRejJbb
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年11月28日
この問題は3年前に群馬県で相次いだ空き巣事件で、警視庁がGPS端末を使った捜査を行っていたにもかかわらず、担当の捜査3課の巡査部長が1審の東京地方裁判所で「使っていない」などと事実と異なる証言をしていたもので、この事件で起訴された被告は懲役3年の実刑判決を言い渡されています。
28日、2審の東京高等裁判所で審理が行われ、巡査部長が再度証言を行い、容疑者の居場所を把握するためGPS捜査を行っていたことを認めたうえで、「GPS捜査は書類に残したり、第三者に言ったりしてはいけないと指導されてきたので、裁判でも秘密にするという認識だった。裁判の前に当時の上司にも相談したが、話すなと言われた」と説明しました。
さらに、「裁判についての認識や知識があれば、もっと深く考えて軽率な行動は取らなかったと思う」と話しました。
また、1審で詳しい捜査の経緯について「覚えていない」と証言していた別の巡査部長も証言し、「覚えていたがGPS捜査は隠さないといけないと思って、正直に証言しなかった」と説明しました。一方、警視庁は偽証の疑いで捜査を進めています。