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中国では来年の経済運営の方針を決めるため毎年この時期に「中央経済工作会議」を開いていて、ことし10月に2期目の習近平指導部が発足してから初めての会議となりました。
中国国営の新華社通信などによりますと、会議では、経済を持続的に成長させるため今後3年は重大リスクを未然に防ぐことに努めるとし、中でも金融リスクの解消に取り組む方針を確認しました。


中国では、国有企業などが抱える過剰な債務が金融システムの安定性を揺るがしかねないとIMF国際通貨基金などから指摘されています。
このため会議では、規制を逃れるため業界をまたぐような複雑な金融商品を作る「シャドーバンキング」などを念頭に、金融活動に対する監視を徹底するとし、こうした措置で国有企業などが抱える過剰な債務の解消が進むかどうかが注目されます。


また会議では経済成長のスピードより質を重視する方針を改めて確認し、環境対策を強化するなど急速な成長で生じた社会問題の解決にも重点的に取り組む方針を示しました。