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北朝鮮の国営メディアはピョンヤンで21日、朝鮮労働党の末端組織の幹部を集めた「細胞委員長大会」が開会したと、22日朝に伝え、党の機関紙「労働新聞」が大会の写真を掲載しました。


およそ5年ぶりに開催された大会では、キム・ジョンウン委員長が演説し、「アメリカに対して実際に核の脅威を与えられる戦略国家として急浮上したわが国の実体を誰も否定できなくなった」と述べ、核・ミサイル開発の進展を誇示しました。


また、北朝鮮に対する国際的な制裁強化について、「われわれの前途には決して無視できない挑戦が横たわっている」と述べたほか、「すべてのものが不足する中でも、国家核武力完成の歴史的偉業が実現された」と言及し、制裁に屈しないという姿勢を繰り返し強調しました。


北朝鮮に対しては国連安全保障理事会で、石油精製品の輸出の9割削減などを盛り込んだ新たな決議案が、日本時間の23日未明にも採決にかけられる見通しで、国際的な圧力が強まる中、北朝鮮指導部は体制の引き締めを図っています。


北朝鮮の首都ピョンヤンでは21日からキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の出席のもと、党の末端組織の幹部を集めた「細胞委員長大会」が開かれていて、22日付けの党の機関紙「労働新聞」は大会の様子を写真とともに伝えました。


掲載された写真からは指導部のメンバーが並ぶひな壇の最前列に、キム委員長とともに、妹で党の宣伝扇動部副部長を務めるキム・ヨジョン氏の姿が写っているのがわかります。


キム・ヨジョン氏は中央のキム委員長から写真に向かって右側5人目に位置し、党の政治的な大会で2人がともにひな壇の最前列に座る写真を国営メディアが伝えたのはこれが初めてと見られます。


キム・ヨジョン氏はこれまでキム委員長に同行する姿がたびたび確認され、去年5月に党の中央委員に選ばれたのに続き、ことし10月には中央委員会総会で、新たに政治局員候補に抜てきされたばかりです。


今回、キム・ヨジョン氏がひな壇に座る写真が公表されたのは、キム委員長をそばで支える存在として立場を強めていることの表れと見られます。