NHK 総合 09/29 10:10 歴史秘話ヒストリア「三菱をつくった男 岩崎彌太郎 海の明治維新」 #nhkgtv #歴史秘話ヒストリア https://t.co/8QrD0cns97
— NHK総合 (@NHK_GTV) 2018年9月29日
日本の国立大学では唯一の海洋の研究・教育に特化した大学である。2003年(平成15年)10月に共に120年以上の歴史を持つ東京商船大学と東京水産大学が統合し開学、2004年4月から学部生の受け入れを開始した。旧東京商船大学は長年日本商船隊を支えた船乗りを輩出し、水産立国の礎を築いた旧東京水産大学とともに、現在でも海に関連する科学・工学的な専門分野における教育と研究で、その良き先達となることを目指している。
海洋工学部(東京商船大学)の前身である私立三菱商船学校は1875年(明治8年)11月設立、1925年東京高等商船学校に改組。海洋科学部(東京水産大学)の前身である大日本水産会水産伝習所は1888年(明治21年)に設立。両学部とも120年以上の歴史を持つ。当初商船学校は永代橋袂の霊岸島(現在の中央区新川)に繋がれた成妙丸を校舎とし、水産伝習所は越中島に校舎があったが、後に商船学校も越中島に移設された。
東京高等商船学校は明治・大正・昭和を通して難関校として有名で、俗に「陸士・海兵・高等商船」と受験生から呼ばれ、陸軍士官学校・海軍兵学校と並び称されるほど、全国から秀才が集まった。当時の様子は、六代目練習船大成丸の世界周航を綴った米窪満亮著の「海のロマンス」に詳しい。
水産講習所も、当時(戦前)は授業料がなかった。元内閣総理大臣・鈴木善幸は、宮古水産学校(岩手県)を卒業したが、学校の弁論大会で当時は社会主義に通ずるものとされた漁業協同組合(漁協)論を述べたため、就職先がなくやむをえず進学した。
東京高等商船学校・水産講習所遠洋漁業科の学生は、在学中は海軍予備生徒、卒業すると海軍予備少尉の階級が与えられ、有事には軍務に服することが定められていた。
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