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北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、元日に発表した新年の演説で来月のピョンチャンオリンピックへの参加に前向きな立場を明らかにするとともに韓国との関係改善に意欲を示しました。


この演説を受けて韓国側は、2日、ムン・ジェイン(文在寅)大統領が歓迎すると表明し、今月9日に南北の高位級会談を開くことを提案しました。


こうした中、北朝鮮への圧力を強めているアメリカのトランプ大統領は2日、みずからのツイッターにキム委員長の演説について「ロケットマンははじめて韓国と話がしたいと言い始めた。これはよいニュースかもしれないし、そうではないかもしれない。様子を見てみよう」と書き込み、今後の動向を注視する考えを示しました。


また、トランプ大統領は「制裁やそのほかの手段による圧力は北朝鮮に大きな影響を及ぼし始めている」と強調し、経済的、外交的な圧力が北朝鮮に影響を与えているとの認識を示しました。


アメリ国務省のナウアート報道官は、2日の記者会見で、北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長が、新年の演説で韓国との関係改善に意欲を示し、韓国政府が、2日、南北の高位級会談を提案したことについて、「北朝鮮と対話を欲するなら、それは彼らの選択だ」と述べ、尊重する考えを示しました。


ただ、「キム・ジョンウンアメリカと韓国の間にくさびを打つつもりかもしれない」とも述べて米韓関係に揺さぶりをかけようとしている可能性もあると指摘し、警戒感をにじませました。


そのうえで、引き続き北朝鮮の非核化に向けて韓国と連携して取り組む方針を強調しました。


さらにナウアート報道官は、「キム・ジョンウンの真意には非常に懐疑的だ」と述べ、北朝鮮が対話による事態の打開を真剣に模索しているかどうかについても慎重な見方を示しました。


トランプ大統領はキム委員長の演説について、2日、みずからのツイッターに、「よいニュースかもしれないし、そうではないかもしれない。様子を見てみよう」などと投稿し、今後の動向を注視する考えを示しています。


北朝鮮で韓国との窓口機関である祖国平和統一委員会は3日、国営テレビを通じて「ピョンチャンオリンピックへの代表団の派遣を含めて南側と協議する」として、日本時間の3日午後3時半に南北の軍事境界線にあるパンムンジョムの韓国との連絡ルートを開通すると発表しました。