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国債は、売り注文が出て価格が下がると、利回りは上昇する関係にあります。国債の市場では、海外の長期金利の上昇が波及する形で、このところ、日本国債を売る動きが広がって、長期金利の代表的な指標である満期までの期間が10年の国債の利回りは、2日午前に一時、0.095%まで上昇しました。


日銀は金融緩和策の一環として、この金利を0%程度とする誘導目標を設けています。このため、日銀は2日午前、国債を指定した利回りで無制限に買い入れることで金利の上昇を抑える「指値オペ」と呼ばれる措置を実施しました。


今回、日銀は市場よりも高い利回り、つまり低い価格で買い入れる方針を示したため、応札した金融機関はありませんでしたが、「指値オペ」の実施を公表してからおよそ30分間で、長期金利は0.085%まで低下しました。


日銀の金融市場局は「本日の対応は、このところ長期金利が大きく上昇していることを踏まえ、操作目標を0%程度とする方針をしっかりと実現するよう実施した」とコメントしています。


今回の措置は、日銀が金融緩和の縮小に向かうのではないかという一部の投資家の観測をけん制し、金融緩和策を粘り強く続ける姿勢を強調する狙いがあるものとみられます。

#リフレ#アベノミクス