日本では大学受験はやたらと受験産業が充実して、丸暗記で解法を暗記していたりするけれど、大学教養レヴェルになると突然弱くなり、大学学部レヴェルでは瀕死という状態に容易に陥る。理由は簡単で後期課程は「就活」と称してまともに勉強しなくなるからだ。そちらが大事と親も子も思い込んで疑わない
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2018年2月28日
人によって違うと思うが、例えば教養までの熱力学とか、とくに化学熱学などは、率直にいって面白いものではなかった。似たような偏微分がならび、パズルとしてあれこれルールを考えてテストはごまかしても、必然性がちっともわからない。これらは極低温物性実験を始めて、すべて体感できるようになった
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2018年2月28日
温度と体積と圧力が・・・とボイルやらシャルルやらの法則をつまらない計算パズルで覚えてもちっとも面白くなかった。ところが液体ヘリウムを汲みそれをポンプで減圧してゆくことで系が絶対零度に肉薄し、そのうち金属が突然超伝導になるのは、そうとうスリリングで面白い経験、私にはそれが大事だった
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2018年2月28日
ボイルにしろシャルルにしろ(両者は国も時代もかけ離れた人だが)彼らの仕事は本当にスリリングで面白い。とくにシャルルとゲイ・リュサックは気球に乗って上空に飛び、大気の圧力や温度、化学組成を綿密に調べるエキサイティングな仕事をしている。そういう具合に高校生には教えない 全くつまらない
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2018年2月28日
ただ必修カリキュラムなどを作る場合、抽象的なものをつまみ食いでチラと教え、その具体的な展開を教えないのには疑問がある(僕はあまり察しがよくないので、具体的に教えてもらわないと解らない)また具体的なものについて抽象化の端緒を教えないのにも疑問がある。具象と抽象の歩み寄りが有効と思う
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2018年2月28日
勉強というのを認知プロセスの内化と考えると、丸暗記ではレベルの高いアウトプットは期待できないなぁ、とこの頃思う https://t.co/RwHoZj1rl8
— M.Ohtani (@ergosopher) 2018年2月28日