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欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は恐らく、今年中に債券購入を終わらせるだろう。それによってバイトマンドイツ連邦銀行総裁が次期ECB総裁に選ばれる確率は高まる−。1998−2012年にかけてECBの市場操作を担当したフランチェスコ・パパディア氏が述べた。


  同氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「ドラギ総裁はいわば汚れ仕事を引き受けてきた。おかげで次期総裁は正統派の政策へとある程度戻ることが可能だ。この観点から、バイトマン氏は有力な候補者だ」と語った。


  ドラギ総裁は就任以来、ユーロを崩壊させかねない投機筋の攻撃やデフレリスクとの闘いに明け暮れ、マイナス金利や資産購入プログラムを導入した。パパディア氏は資産購入が今年9月か12月に終わり、その後のある時点での利上げ開始に道が開かれると予想している。


  バイトマン氏は2019年10月に任期が終わるドラギ総裁の後継候補として現在のところ最有力。ドラギ総裁の政策に対しては一貫して批判的な立場だ。


  「もちろん、次の8年間には汚れ仕事が必要ないという保証はない」が、総裁交代のタイミングは「独連銀総裁のような人物にとって悪くない」とパパディア氏は述べた。


原題:Draghi Doing ECB’s Dirty Work Could Ease Weidmann’s Path to Top(抜粋)

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