フィギュア女王・ザギトワ効果で「秋田犬人気」が上昇でも保存会会長の深刻な“悩み”https://t.co/NIxBjGauHJ
— デイリー新潮 (@dailyshincho) 2018年3月20日
フィギュア女子金メダリストのザギトワ効果で、秋田犬が大人気だ! 地元秋田ではグッズも売り切れ状態でホクホクだが、ひとつ気がかりなことがあるという――
この日、ザギちゃんはクレムリンに招かれ、プーチン大統領から勲章を授与されていたが、大統領との懇談では、秋田犬の育て方のレクチャーを受けたという 。
もともと戌年の今年に向け、秋田空港ターミナルビルと大館能代空港ターミナルビルが共同開発して5000個製作した秋田犬のぬいぐるみ。これがあっという間に完売してしまい、ゴールデンウィーク前には間に合わせようと追加発注している状態だという。
誇らしげに語る遠藤会長だが、頭を悩ませているのが“ニセ秋田犬”という。
「現在、秋田犬保存会は海外に16の支部があるのですが、そのうちの9つは中国にある。いかに中国で秋田犬が人気かという証拠でもあるのですが、人気であるが故に、商売にしようという輩が出てきています。それには秋田犬保存会の発行する血統証が必要なのですが、通常、数頭しか子供を産まない秋田犬なのに、『十数頭生まれたので発行してくれ』という申請もある。勝手に血統証を偽造するパターンもあります。父・母の名も書かずに発行された“ニセ血統証”付きの秋田犬が、30万円から40万円で売られています。保存会が関与していない犬が圧倒的ですから、どのくらい横行しているのかは分かりません。もちろん、純粋に秋田犬を可愛がってくれている中国人もいますよ。でも、秋田犬を金儲けとして目をつけたのは中国です。私は一昨年に中国で開催された展覧会に出席しましたが、そこでもニセモノ対策の必要性を訴えてきました。血統証発行の審査を厳しくしていますが、今後は中国内の支部を減らすなど、制約を強めていくつもりです」