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関係者によりますと、みずほは傘下の銀行と信託銀行を合わせた来年春の採用数を、この春の1360人余りと比べ、ほぼ半減の700人程度にまで減らす方向で最終的な調整を進めています。


背景には、長引く低金利やIT企業の金融分野への参入で収益環境が悪化していること。また、多くの人手が必要な銀行の新しいシステムの開発にめどがついたことなどがあり、全体の採用数を大幅に減らす方向となりました。


金融大手では、三井住友フィナンシャルグループも店舗の効率化などを進めていることを踏まえ、傘下の銀行の来年春の採用数をこの春の800人余りから20%程度減らす方向で調整を進めています。


また、三菱UFJ・フィナンシャルグループも傘下の銀行の採用数をこの春のおよそ1000人から最大で10%近く減らす方向で検討しています。


人手不足の深刻化で大手企業の間では採用意欲の高い状態が続いていますが、大手3行は経営環境が厳しさを増す中、採用を抑えざるをえない状況になっています。