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スウェーデン・アカデミーは日本時間の先ほど、例年10月に予定されているノーベル文学賞の受賞者の発表をことしは見送ることを明らかにしました。


その理由として、アカデミーの信頼が失墜し、弱体化したためだと説明しています。スウェーデン・アカデミーでは会員の夫によるセクハラ問題が浮上したほか、この男性が受賞者に関する情報をもらしていたのではないかとの疑いも浮上していました。


セクハラ問題をめぐっては、問題発覚の後6人が辞任するなどこれまでに、ノーベル文学賞の選考を行う18人の会員のうち、現在も活動を続けているのは10人にまで減るなかで、ことしは選考を見送るべきだという意見が出ていると伝えられていました。

スウェーデン・アカデミー」は1786年にグスタフ3世によって設立され、1901年からノーベル文学賞の選考を行っています。


スウェーデンの作家や言語学者、歴史家、それに弁護士など18人の会員は終身制で、辞任できない仕組みとなっていました。また選考の過程は極秘扱いで、受賞から50年後に議事録が公開されることになっています。


アカデミーでは、今回の問題が明らかになる以前に、2人の会員が活動に関わることを中止していましたが、セクハラ問題の発覚後に、6人が相次いで辞任を表明し、アカデミーが機能不全に陥るおそれが指摘されていました。


こうした事態を受けて、今月、スウェーデンのグスタフ国王は、新しいメンバーの参加を可能にするため会員の辞任を認める規則の変更を承認するなど、対応に乗り出していました。

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