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日銀本店の発券局に勤めていた54歳の元職員は、保管する記念金貨が本物かどうか調べる業務を行っていた際に金貨を盗んだとして先月、警察に逮捕されました。


日銀はこの職員を懲戒免職にし、詳しい調査を進めていました。


その結果、盗まれた金貨は先月公表した時点より2倍以上多い38枚、金額にして375万円に上ることがわかったということです。


日銀では管理責任を明らかにするため、当時の発券局長ら4人をけん責や戒告の処分とし、このうち3人は給与の10%を3か月分、自主返上するということです。また、当時、発券局を担当していた理事が厳重注意を受け、給与の10%を3か月分、自主返上するということです。


日銀は再発防止に向けて、記念金貨の取り扱いを監視する人数を増やしたり、保管場所に出入りする職員の持ち物を金属探知機で調べたりする対策を新たに導入するとしています。


記者会見した日銀の吉岡伸泰理事は「貨幣の取り扱いは日銀の根幹であり、再発防止策を定着させ、信頼回復に努めたい」と述べました。