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内閣府が発表したことし1月から3月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてマイナス0.2%でした。


これが1年間続いた場合の年率に換算するとマイナス0.6%となり、9期、2年3か月ぶりにマイナスに転じました。


主な項目を見ますと、GDPの半分以上を占める「個人消費」は、大雪の影響や野菜の高騰で買い物を控える人が多かったことから前の3か月に比べわずかなマイナスになりました。


「住宅投資」は、賃貸アパートの着工が減ったことなどからマイナス2.1%でした。


企業の「設備投資」もマイナス0.1%と、1年半ぶりにマイナスに転じました。


このように、今回は、個人消費や設備投資など内需がいずれもさえない結果となり、景気回復にブレーキがかかりました。


一方で、「輸出」はアメリカやアジア向けの自動車などが好調だったためプラス0.6%と、増加を続けました。


また、合わせて発表された昨年度1年間を通じたGDPの実質の伸び率は、プラス1.5%と、政府の見通しのプラス1.9%を下回りました。

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