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ロシアのプーチン大統領は、18日、南部ソチにドイツのメルケル首相を招いて首脳会談を行いました。


会談後、共同記者会見に臨んだプーチン大統領は、「エネルギーは優先的に協力を進める項目の1つで、今回インフラのプロジェクトについても話し合った」と述べ、バルト海に設置するパイプラインを通してロシア産の天然ガスをドイツなどに供給する計画を通してエネルギー分野での協力関係を強化していくと強調しました。


そのうえでアメリカがヨーロッパ市場へのLNG=液化天然ガスの売りこみに攻勢をかけていることについて「ロシア産のガスよりも25%か30%も高い」と述べ、アメリカをけん制しました。


一方、メルケル首相は、新たなガスの供給計画が始まったとしても既存のパイプラインの通過点となっているウクライナの役割は維持されるべきと指摘し、ロシアが、ウクライナとの対立を背景に既存のパイプラインの使用をやめてウクライナへのガスの通過料の支払いを中止することがないようくぎを刺しました。