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台風とは - 日本気象協会 tenki.jp

台風とは、熱帯の海の上で生まれた低気圧です。その熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s以上のものを「台風」と呼びます。
また、国際的な取り決めによって、日本の台風とは異なり、最大風速(1分間平均)が33m/s以上のものをタイフーンと呼びます。

これらはどこに存在するかによって名前が変わり、強い(最大風速33m/s以上)勢力をもった台風が東経180度より東に進んだ場合はハリケーンと呼ばれます。
また、最大風速が17m/s〜25m/s未満のものは、トロピカル・ストーム、25m/s〜33m/s未満のものは、シビア・トロピカル・ストームと呼びます。


さきほどの画面は、理化学研究所計算科学研究センターの研究グループが運営する「理研天気予報研究」のホームページです。


現在、「世界の降水予報」と「関西の降水予報」の2つが一般に公開されています。


このうち「世界の降水予報」は、複数の人工衛星のデータから、世界全体で降っている雨の強さを確認。そのデータをもとに12時間先までの世界の雨雲の動きを予測します。

一方、「関西の降水予報」は、予測が困難で、突如激しく降り始める局地的な豪雨に対応しようというシステムです。10分先までの雨の強さと雨雲の動きを30秒ごとに予測するもので、その範囲はわずか250メートル四方という細かさです。

この予報に使っている気象レーダーと、計算に使うコンピューターの性能には、気象庁が使っているものと違いがあるのです。


まずはレーダー。気象庁が使っている従来型のレーダーは、さまざまな角度に電波を出しながら回転して観測するため、観測が終了するまでに5分から10分程度かかります。これでは、わずかな時間に急成長する積乱雲の実態を完全にとらえることはできません。

一方、理化学研究所が使っているのは、最新型の「フェーズドアレイレーダー」。地上から上空まで電波を同時に出しながら回転するため、観測はわずか30秒で終わります。これなら、積乱雲が成長する様子を素早くとらえることができます。