携帯電話のメッセージサービスで先行するLINE。携帯大手3社が連携して対抗します。https://t.co/aHciIri2Fk
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年7月2日
ドコモ、KDDI、ソフトバンクが5月から始めた「+メッセージ」は、携帯番号でメッセージをやり取りするショートメッセージを、3社のユーザー間では無料とし、文字数の制限をほぼなくしたうえで、動画やスタンプも送れるようにしました。
これまでは、携帯会社が異なると、文字数に制限があり、写真や動画も送れず、SNSに比べて不便だという指摘があったためです。
携帯電話の番号で動画などが送れるサービスは、「RCS=Rich Communication Services」と呼ばれ、海外ではすでに30か国以上が導入しています。
日本の携帯会社3社はまず、個人間でこのRCSを採用したサービスをはじめました。
しかし、これではLINEをはじめとするSNSの水準に追いついただけ、とも言えます。
SNS上のサービスを使ったメッセージのやり取りや通話が普及し、若い世代の中には「自分の携帯電話の番号を覚えていない」という人もいるそうです。
私も友人などにはSNSで連絡することが多く、プライベートで、携帯番号を交換したのは、最後がいつだったか思い出せないくらいです。
こうしたことから、携帯3社が新しいサービスで狙っているのは、ビジネス向けです。ビジネスパーソンは名刺交換で携帯番号を伝えることが多いですし、企業としても顧客の番号を把握しているからです。
IT分野の調査会社「ミック経済研究所」によりますと、ビジネス用途のショートメッセージの市場は拡大を続けていて、2016年度の配信数は2億2460万通だったのに対し、5年後にあたる2021年度には10倍以上の26億8800万通にのぼると予測されています。
携帯大手3社が始めた「+メッセージ」のアプリのダウンロードなどの件数は、ドコモが45万件、KDDIは160万件となっています。(ソフトバンクは非公表)
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