中国高官 米に代わり自由貿易推進の立場アピール #nhk_news https://t.co/lpQya72Zbn
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年7月14日
中国の北京で14日、各国の学者や外交関係者が集まって安全保障問題などを話しあう「世界平和フォーラム」が始まり、中国で外交を統括する楊潔※チ政治局委員が演説しました。
この中で、楊政治局委員は、保護主義的な政策を推し進めるアメリカのトランプ政権について「単独主義や保護主義が世界経済の成長を脅かし、懸念や反発を引き起こしている」と批判しました。
そのうえで「中国の開放の門が閉じることはない。今後15年間で中国の市場は24兆ドルの商品を輸入する見通しだ」と述べ、15年間で輸入額は、日本円でおよそ2700兆円になるという見通しを示しました。
中国が現在のペースで輸入を続けると、楊政治局委員が示した金額を上回り、容易に達成できるとの指摘もありますが、中国としては、みずからは積極的に輸入を続け、アメリカに代わって自由貿易を推進する立場をアピールする狙いがあるものとみられます。