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アメリカの上場企業の決算の報告は現在、3か月ごとの四半期開示が行われています。


これについてトランプ大統領は17日、ツイッターに決算の報告の頻度を減らした場合「企業経営の柔軟性が高まりお金を節約できる」と書き込み証券取引委員会に対して、決算の報告を今の3か月ごとから半年ごとに減らすことを検討するよう指示しました。


このあと、トランプ大統領は記者団に対し、「決算報告について、年に4回ではなく2回にすることをまじめに検討している」と述べ、上場企業の情報開示の見直しに意欲を示しました。


3か月ごとの四半期開示について産業界では、短期的な利益を求める傾向が強まり、長期的な戦略を打ち出しにくくなっているという不満が上がっている一方、市場関係者の間では、半年ごとでは投資の材料が減るとして、懸念する声も出ていて、検討の行方が注目されています。


トランプ大統領は去年フランスで参加した軍事パレードに感銘を受け、ことし11月に首都ワシントンで同じようなパレードを行うよう指示しましたが、国防総省は16日、延期を発表しました。


延期の理由についてトランプ大統領ツイッターに、「首都ワシントンの地元政府がとんでもなく高い金額を提示してきたのでキャンセルすることにした」と書き込んだうえで、費用はもっと圧縮できるはずだという考えを示しました。


首都ワシントンでの軍事パレードは、湾岸戦争終結を記念した1991年を最後に行われておらず、実施費用は日本円で100億円を超えるという見方が出ていました。


このため「税金のむだづかいだ」とか、「独裁国家のようだ」といった批判の声があがっていました。


アメリカのメディアは、トランプ大統領が自身に対するこうした批判の矛先を地元政府に向けようとしているようだ、と伝えています。