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ホワイトハウスで安全保障政策を担当するボルトン大統領補佐官は、19日、アメリカのABCテレビのインタビューでことし4月の南北首脳会談の内容を明らかにしました。


韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領がアメリカに報告したやり取りによりますと、ムン大統領はキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長に対し、「北朝鮮が迅速に非核化すれば、日本や韓国などから援助や投資を受けられるようになる」と説明したということです。


さらにムン大統領が「非核化を1年以内に実現しよう」と呼びかけたところ、キム委員長も「はい」と応じ、北朝鮮が1年以内に非核化を実現する考えを示したということです。


ことし6月の米朝首脳会談では、北朝鮮の非核化の具体的な期限が共同声明に盛り込まれず、その後の協議も難航しています。


アメリカとしては、キム委員長が短期間での非核化に応じる考えを示していたことを明らかにすることで、北朝鮮に対応を迫る狙いがあるとみられます。


また、ボルトン補佐官はポンペイ国務長官が近く改めて訪朝する見通しを明らかにし、非核化に向けたキム委員長との会談に意欲を示しました。


これはロシア大統領府で国際問題を担当しているウシャコフ補佐官がロシアの有力紙「イズベスチヤ」に対して明らかにしたものです。


この中で、ウシャコフ補佐官は、来月、ウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」と同じ時期に、韓国と北朝鮮の南北首脳会談が開催されると指摘したうえで、「こうしたことからすれば、キム委員長もムン大統領もロシアを訪問しない」と述べ、キム委員長は出席しないという見通しを示しました。


このフォーラムには、安倍総理大臣が出席する予定で、プーチン大統領の招待を受けてキム委員長が出席するかどうか注目が集まっていました。


ウシャコフ補佐官は、キム委員長のロシアへの招待は依然、有効だとしたうえで、別の日程を探る考えを示しました。


ロシアは、朝鮮半島の問題がロシア抜きで進むことに警戒を強めていて、今月15日にもプーチン大統領がキム委員長に送った祝電の中で、「早い時期に対面する用意ができている」と伝え、初めての首脳会談の実現に意欲を示しています。