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アメリカのトランプ政権は、今月23日、中国からの幅広い輸入品に高い関税を課す第2弾の制裁措置を発動するのに対し、中国側も報復措置をとる方針で、貿易摩擦は激しくなっています。


一方で今週、両国は6月以降、途絶えていた貿易をめぐる協議を再開する予定です。


トランプ大統領20日、ロイター通信のインタビューに答え、再開される協議について「進展は期待していない」と述べ、中国側の譲歩は見込んでいないという認識を示しました。


そのうえで、トランプ大統領習近平国家主席とこの問題で会談するかどうかは不透明だとしたうえで、中国との貿易摩擦を終わらせる期限はないと述べ、対立が長期化しても厳しい姿勢をとり続ける考えを強調しました。


さらに「中国は完全に為替を操作している」と述べ、中国政府は関税が上乗せされても輸出競争力が落ちないよう、通貨人民元をドルに対し安値に誘導していると批判し、米中両国の対立がおさまる兆しは見えていません。

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