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カンボジアでは去年9月、最大野党・救国党のケム・ソカ党首が国家反逆の疑いで逮捕され、1年近くにわたって拘束が続いています。


ケム・ソカ氏をめぐっては、欧米諸国が直後から不当な逮捕だとして即時釈放を求めてきましたが、カンボジアの裁判所は30日、最大6か月の勾留の延長を認めました。


フン・セン政権は去年、救国党自体も解党に追い込んでいて、最大野党不在の中、先月行われた総選挙では、与党がすべての議席を独占する結果となり、欧米から選挙の正当性を疑問視する声が相次いでいます。


カンボジアでは今月に入って、拘束されていたジャーナリストが保釈されたほか、実刑を受けた救国党の元議員や活動家などに恩赦が与えられるなど、フン・セン政権が柔軟な姿勢も示していただけに、今回の裁判所の決定に対し、欧米からの批判が高まりそうです。

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