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アメリ労働省は7日、先月の雇用統計を発表し、農業分野以外の就業者数は前の月と比べて20万1000人の増加となりました。


これは19万5000人程度の増加を見込んでいた市場の予想を上回り、雇用の堅調な伸びを示す結果となりました。


また失業率も3.9%と低い水準が続いています。


さらに、時給の平均は前の年の同じ月と比べて2.9%の増加と、2009年6月以来の高い水準となりました。


アメリカ経済は、ことし6月までの3か月間のGDPの成長率がプラス4.2%の高い伸びとなっていて、今月までの3か月間も3%を超えて好調を維持する見通しです。


またアメリカの中央銀行FRB連邦準備制度理事会のパウエル議長は先月下旬の講演で「仕事を求めるほとんどの人が職を見つけている」と述べて、さらなる利上げが適切だという考えを示しています。


市場関係者の間では、緩やかな伸びにとどまっていた賃金も上昇していることから物価が押し上げられる可能性もあるとして、今月、追加の利上げが行われるという見方がさらに強まっています。