終局後、豊島新名人は「自分なりに納得いく将棋で結果を出せました。名人戦に出られるだけで嬉しいことなので、1局1局丁寧に、その瞬間瞬間を大切にしようとやってきました。4連勝は実力以上のものが出た部分もありますし、ツキがあった部分もあったと思います」と普段通りの表情で振り返りました。 pic.twitter.com/iDb8n49cCP
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2019年5月17日
一方の佐藤天彦前名人は「自分なりにベストを尽くしましたが、実力不足でしょうがないかなと思います。最少局数で終わってしまい、次以降の対局場で待っている人や応援してくれる人に面目ないと感じています」と、しっかりした口調で話しました。 pic.twitter.com/OXVZ4gdjdj
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2019年5月17日
将棋名人戦 豊島二冠が4連勝でタイトル奪い三冠に #nhk_news https://t.co/dxIO7QBZm5
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年5月17日
将棋の第77期名人戦の七番勝負は、これまで3連覇している佐藤天彦名人(31)に豊島将之二冠(29)が挑み、これまで豊島二冠が3勝0敗としてタイトル獲得に王手をかけていました。
福岡県飯塚市で16日から行われた第4局は、豊島二冠が次第に優位に立ち、17日午後9時前、133手までで佐藤名人が投了しました。
豊島二冠は4勝0敗で七番勝負を制し、平成生まれの棋士として初めて「名人」のタイトルを獲得しました。
三冠となった豊島さんは、「名人戦に出られるだけでもうれしいことだと思っていたので一局一局丁寧に、その瞬間を大切にしようとやってきて、結果が出せてよかったです。実力以上のものが出た部分もあり、ツキもあったのかなと思いました」と4連勝となった名人戦を振り返りました。
一方、名人のタイトルを失った佐藤さんは「自分なりにベストを尽くしたつもりですが、実力不足で、しかたがありません。応援してくれた人には面目ないと感じています」と話していました。