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UAW=全米自動車労働組合によりますと、GM=ゼネラル・モーターズの従業員は、雇用の確保や医療費の負担軽減策など待遇改善をめぐる労使交渉の決裂から15日、ストライキに入りました。

ストライキは2007年以来12年ぶりで、対象は4万6000人、北米の31の工場を含む55の施設だということです。

GMは2008年の金融危機の翌年に経営破綻したのち国有化を経て経営再建し、2015年以降は、売り上げ・利益とも過去最高を更新するなどV字回復をしています。

一方で、去年秋には工場閉鎖や人員削減を決めるなど大規模なリストラも続けており、従業員の間には「巨額の利益を得ても従業員には還元されていない」という根強い不満があります。

ストライキにあたって組合側は「労働者や家族、その地域のために立ち上がる」との声明を発表していますが、GM側は「十分な還元案を提案したがストライキに突入したのは残念だ。今後も交渉を続ける」としています。

GM=ゼネラル・モーターズ労働組合が12年ぶりのストライキに突入したことについて、トランプ大統領は16日、記者団に「政府の仲介はいつでも可能だ。早く解決されて欲しい」と述べ、早期解決のために政府が仲介に乗り出すことも可能だという考えを示しました。

その上で「GMにはアメリカ国外に工場を建設してほしくない。組合員たちは選挙で私に良くしてくれた」と述べ、国内工場を閉鎖するなどリストラを進めるGMの経営姿勢を批判しました。