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京都の祇園祭平安時代初期に相次いだ災害や疫病から国が守られるよう祈った祭りが起源とされ、ことしで1150年の節目を迎えることを記念して15日、京都市左京区で式典が開かれました。

この中で祇園祭山鉾連合会の岸本吉博前理事長が地域の後継者不足や山や鉾に使う木材の調達が難しくなっていることなど、近年、新たな課題が出てきていると紹介しました。

一方で祭りの警備やごみの処理などにかかる費用をクラウドファンディングで集めるなど新しいアイデアも生まれているとして、祭りを次の世代に継承していく誓いを新たにしました。

祇園祭にゆかりのある京都各地の民俗芸能も披露され、「瀧尾神社の剣鉾差し」の実演では全長6メートルの鉾の上で金色の鮮やかな剣先が揺れ、鈴の音を響かせました。

続いて祇園祭長刀鉾でことし稚児を務めた中西望海くんが刀でしめ縄を断ち切ると、会場は拍手に包まれました。

参加した70代の男性は「京都の伝統を一挙に間近で見ることができ感動しました。寒い中でしたがエネルギーをもらいました」と話していました。