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 松永たちを救うために、助けを求めて訪れた三淵藤英(谷原章介)の館では、将軍・足利義輝向井理)が聞いているとは知らずに(後になって知る)、三淵に「将軍は武家の棟梁であり、すべての武士の鏡」「その将軍が争うなと、ひと言お命じにならねば、世は平らかになりませぬ」と訴えた光秀。正論を心の底から言える強さが、本作の光秀の魅力的なところだ。

 さらに、光秀は剣の腕も立つ。第5回で、細川藤孝眞島秀和)と対峙した時も義輝に太刀筋をほめられていたが、細川晴元国広富之)が差し向けた刺客たちの襲撃を受けた松永と三好がいる万里小路(までのこうじ)家に駆けつけ、斬り合いに。松永と三好を逃がすことに成功する。大人数での立ち回りも、テレビ時代劇そのものが少なくなった昨今では、王道の高揚感を思い出した人も多かったのではないだろうか。

 そして、立ち回りから一転、終盤では、美濃に帰る光秀に付き添ってきた駒(門脇麦)と寺で一夜を明かすシーンでは、異性の好意に恐ろしく鈍感という一面も、念を押すように描かれた。

 駒役の門脇は「火を焚くという描写は台本にはなく、監督のアイデアで足された設定でした。揺れながらだんだんと消えていく炎が駒の心情と、歌と、ぴたりと重なって、あのシーンの空気感を丸ごと包み込んでくれたように思います」と、撮影秘話を明かしている。

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菓子屋の女将・おたき(倉科カナ)には人に知られてはいけない過去がある。喜八(渋川清彦)という男に支配され美人局をさせられていたのだ。その喜八が10年ぶりに現れ、おたきを強請るようになる。一方、喜八に商家の若旦那を殺害した疑いがかかるが、証拠が見つからない。喜八を裁くにはおたきの証言が必要となるが、その時はおたきも同罪となってしまう。忠相(東山紀之)は旧悪を免除する新たな法度の必要性を幕閣に訴える。

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