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イギリスでは、ファイザーとドイツの企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンが承認され、ワクチンは製造拠点のあるベルギーからイギリス国内に運ばれ、品質などのチェックを終えて安全な場所に保管されています。

イギリス国内での接種は今月8日から始まることになり、このうち、ロンドンのあるイングランドでは50の病院で行われる予定で、看護師などが接種の手順の確認作業などを進めています。

ワクチンは、一定期間以上の保存にはマイナス70度前後という低温での管理が必要となるため、当面、接種を実施するのは設備の整った病院に限定されます。

また、接種は、80歳以上の高齢者や高齢者施設の介護職員、それに一部の医療従事者が優先されます。

一方、当初は優先される予定だった高齢者施設の入居者については、施設でのワクチンの管理に課題があるとして、対象には含まれませんでした。

政府は、施設の入居者ができるだけ早く接種できるよう対応していくとしています。

ワクチンは、前日の7日には病院に届くことになっていて、ジョンソン首相が、イギリス史上始まって以来だと位置づけるワクチンの接種計画に向けて準備が進められています。

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