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大越健介の失敗した対応から見えることは、自己保身と属している組織への隷属体質だけだ。

今まで、東大→NHKの看板アナ→テレ朝ニュースのホープと、さしたる失態も冒さず出世街道をひた走ってきた大越健介にとっては、自分の足元がガラガラと音を立てて崩れ去る恐怖を感じていることだろう。

こうした勘違いエリートたちによって、日本のテレビ局は崩壊していくのだと、頭の悪い経営幹部連中は気づくべきだ。

第二次世界大戦中、日本の敗戦が色濃くなっても、「日本軍、圧勝」の嘘を垂れ流し続けて、死ぬ必要のなかった数万人の国民を殺した朝日新聞の前科を考えれば、大越もそれくらい謙虚でなければならない。

しかし、エリート特有の「紋切り型」で「縦割り」の思考しかできない大越にとっては、まさに青天のへきれき。

都合の悪いことは「封殺してしまえ!」というマスコミの暴力的な正体を大越みずから露呈してしまう形となった。

この問題は、これからくすぶり続け、その結果、大越健介は降板に追い込まれ、その後の仕事は与えられないだろう。

大越は、自分が犯してしまった痛恨のミスが、いかに社会に大きな影響を及ぼすか想像できないほど稚拙だったということである。

#テレビ