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秋場所の優勝争いは24日の14日目を終えて、2敗でトップに立つ幕内最年長の玉鷲と3敗で追う高安の平幕2人に絞られました。

千秋楽の25日、玉鷲と高安が直接対戦し、玉鷲が立ち合いから激しい突きとのど輪で優位に立ち、高安を土俵際に押し込んで押し出しで勝ちました。

玉鷲は13勝2敗で3年前の初場所以来、2回目の優勝を果たしました。

今場所は、一横綱大関がそろって敗れる日が2回あるなど、上位陣が相次いで星を落とす中、玉鷲横綱 照ノ富士から金星を挙げたほか、三大関もすべて破って場所を引っ張りました。

37歳10か月での幕内優勝は、年6場所制が定着した昭和33年以降、旭天鵬の37歳8か月を抜いて最年長の記録となりました。

モンゴル出身の玉鷲は幕内最年長の37歳。

片男波部屋に入門し、平成16年初場所初土俵を踏みました。

入門前に相撲の経験はありませんでしたが、徹底して突き押し相撲を鍛え、平成20年の秋場所で新入幕を果たしました。

その後、数年間は幕内と十両を行き来しましたが、のど輪や突っ張り、はず押しといった多彩な技を用いた激しい突き押し相撲を磨いて、平成27年春場所で新三役、小結に昇進しました。

初土俵から所要66場所での新三役は、外国出身力士として歴代1位のスロー昇進でした。

そして3年前の平成31年初場所、関脇で初優勝しました。

34歳2か月での初優勝は年6場所制が定着した昭和33年以降2番目の年長記録でした。

その年の名古屋場所以降は三役に座っていませんが、幕内で安定した成績を残しています。

また、初土俵から18年にわたる連続出場は今場所9日目に元関脇 貴闘力を抜いて歴代3位となり、25日時点で1463回となっています。

「鉄人」と呼ばれる玉鷲は、けがの少ない丈夫な体で30代後半になっても成長を続けています。

玉鷲は3年前の初場所以来21場所ぶりの優勝となり、平成14年名古屋場所の元大関 千代大海と並んで過去5番目に間隔が空いた優勝となりました。

平幕の力士が優勝するのは先場所の逸ノ城に続いて2場所連続で、平幕の2場所連続優勝は平成3年の名古屋場所で琴富士、続く秋場所琴錦が優勝して以来31年ぶりです。

また、モンゴル出身力士の優勝は3場所連続となりました。

3年ぶり2回目の優勝を果たした玉鷲は、「うれしい。優勝は3日前から意識した。毎日、毎日、緊張感があったがみなさんが熱い応援をしてくれるので応えられるようにしっかりやった」と今場所を振り返りました。

そして、星の差1つの※タカ安とのきょうの一番について「自分の相撲を取ろうと思った」と話し、勝った瞬間については「やったぞ」と思ったと心境を明かしました。

また、これまで何度も対戦しほぼ互角の勝負をしてきた高安について「いつも熱い戦いをしてくれて感謝している」と述べました。

37歳10か月での幕内優勝は年6場所制が定着した昭和33年以降、最年長となり、「みなさんの熱い応援のおかげだ」とファンに感謝していました。

そして今後に向けては「いつもと変わらず、自分の相撲を取ってファンのみなさんを喜ばせたい。九州場所はすぐなので気持ちが熱いままでいきたい」と意気込みを語りました。

大相撲秋場所は千秋楽。平幕の玉鷲は高安に押し出しで勝って13勝2敗で、3年ぶり2回目の優勝を果たしました。
37歳10か月での優勝は、年6場所制が定着した昭和33年以降、最年長です。

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