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英野党・労働党で影の外相を務めるデービッド・ラミー議員は24日、労働党が政権を奪取すれば、欧州との「再接続」を進めると表明した。

労働党は、世論調査で与党・保守党を大きくリードしており、来年にも予想される総選挙に勝利した場合の政策課題を段階的に打ち出している。

ラミー氏は王立国際問題研究所で講演し、労働党欧州連合(EU)や単一市場への再加盟は望まないが、英国のEU離脱を巡って失われた信頼の回復を目指すと発言。

「EU域外にとどまりながら、英国を欧州と再接続することが、次期政権の対外政策の最優先課題となる」とし「われわれの許容範囲内で隣国との貿易を増やし、国内の繁栄を実現するという点で大きな進展を遂げることが可能だ」と述べた。

「私のビジョンは『再接続された英国』というものだ。EUの域外にありながら、再び欧州のリーダーとなる自信に満ちた国だ。信頼できるパートナー、頼りになる同盟国、良き隣国だ」とも語った。

同氏は対中関係を「全面的に精査」する方針も表明。開発援助を拡大する意向や、「敵対者」に対処する新組織を情報・治安機関と創設する方針も示した。

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