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アルゼンチンのマサ経済相は25日、通貨ペソの下落に歯止めをかけるため「あらゆる手段」を講じる方針を示した。

ペソは闇市場で一時1ドル=495ペソと最安値を更新。終値は6.7%安の490ペソと、1日としては2020年11月以来の急落となった。

強い管理下に置かれている公式レートは今年20%下落。非公式レートとのかい離率は122%と、昨年7月以来の大きさとなっている。

ペソ安で通貨切り下げの圧力が強まっているが、フェルナンデス政権は以前から切り下げに抵抗。中央銀行が為替介入の拡大を迫られている。

スイスのヘッジファンド、マンガート・キャピタルのテッド・ピンカス氏は「現在の為替政策は持続不可能だ。アルゼンチンは避けられない切り下げを先送りし、その過程で貴重な資源を無駄にしている」と述べた。

通貨を切り下げれば,輸出が拡大し貿易赤字が縮小する可能性があるが、国民の貯蓄が実質的に目減りし、輸入品などの価格が値上がりする恐れもある。同国のインフレ率はすでに100%を超えている。

マサ経済相は「うわさや誤ったリポート」により「異例の状況」に陥っているとし、対応を進める方針を表明。具体的なうわさの内容には触れなかった。

フェルナンデス大統領は、国内の右派が海外で政権を非難していることが原因だと主張している。

国内株式市場は年初から50%上昇、最高値で25日の取引を終えた。投資家がインフレヘッジで株式を買っていることなどが背景。

アルゼンチン国債は額面の20%前後で取引されており、同国は海外市場で起債できない状態だ。

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