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アルゼンチンで27日、任期満了に伴う大統領選挙が行われ、再選を目指す現職のマクリ大統領のほか、最大野党で左派のフェルナンデス元首相らが立候補しました。

即日開票の結果、最大野党のフェルナンデス氏が1回目の投票で当選に必要な45%以上の票を獲得し、当選を決めました。

フェルナンデス氏は60歳。これまでの緊縮財政路線の見直しを訴えてきたほか、かつて為替の管理や価格統制などを次々に導入し、国際金融市場から離脱する政策をとった、クリスティーナ・フェルナンデス元大統領を副大統領に指名しています。

このため、選挙戦で野党側の優勢が伝えられて以降、経済がさらに混乱するという不安から、両替所や銀行には通貨ペソをドルに換えておこうとする人が長蛇の列をつくり、実際ペソがドルに対して暴落するなど、国際金融市場ではすでに影響が出始めています。

アルゼンチンの中央銀行は、当選を決めたフェルナンデス氏の政策に沿って28日、個人が両替できるドルを1か月200ドルまでに制限する資本規制を早速導入し、経済危機が一段と深刻化しないか、国の内外で懸念が強まっています。

緊縮財政を見直し、貧困層などへの手厚い支援を訴えたフェルナンデス氏が当選を確実にしたことを受けて、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでは、選挙結果を祝おうとクラクションを鳴らしながら走る車があちこちに見られたほか、中心部には多くの支持者が集まり楽器などを鳴らして喜びの声をあげました。

2人の子どもを育てているという36歳の女性は「フェルナンデス氏は私たちの希望です。これからアルゼンチンは前に進みます」と話していました。

27歳の男性は「経済をとにかくよくしてほしい。みんながもっと自由にお金を使えるようになって、退職者の年金もよくなり、貧しい人や中間層が暮らしやすい社会にしてほしい」と話していました。

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