【新刊】カント『人倫の形而上学──第一部 法論の形而上学的原理』熊野純彦訳(岩波文庫)拝受。カント法哲学の主著。法論は初の文庫化。既訳はあるが新刊入手できなくなっていたため、廉価な文庫版の意義は大きい。哲学徒のみならず法学徒も必携。第二部徳論は宮村悠介氏の訳で来春刊行予定。 pic.twitter.com/OW17fC04hb
— yusuke miyazaki (@parages) January 17, 2024
フランスの哲学教育ではデカルトに続いてカントは特権的に教えられるわけですが、その理由の一つとして〈国連〉とか〈人権宣言〉の源流として取り上げられることが多いからです。岩波文庫の新訳『人倫の形而上学』はまさにその源泉な訳で20年くらい前の岩波版全集以来の新訳です。読みやすかった。
— GrimoireBook (@GrimoireBook) January 19, 2024
そういえば岩波文庫の巻末には「今や知識と美とを特権階級の独占より奪い返すことはつねに進取的なる民衆の切実なる要求である」云々の文句があるのだった
— ジャーヒズさんちの司書 (@palmofcordoba) January 19, 2024
#あなたの岩波文庫はどこから
— 岩波文庫編集部 (@iwabun1927) January 21, 2024
わたしの岩波文庫は、いまから97年前の7月10日、夏目漱石『こゝろ』、トルストイ『戦争と平和(一)』、プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』、ポアンカレ『科学の価値』など、22冊が最初でした。
あと3年で創刊百年。大きな節目へ向けて準備を進めているところです。
#勉強法