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パリオリンピック、陸上女子1500メートルは予選が行われ、田中希実選手は4分4秒28のタイムで1組の11着でした。上位6着に入らなかったため当初は敗者復活ラウンドにまわることになっていましたが、ラスト1周で後ろを走っていた選手と接触したことが考慮され、その後の救済措置で準決勝進出が認められました。

女子1500メートルは6日、3組に分かれて予選が行われ、各組の上位6着までが準決勝に進み、7着以下の選手たちは7日に行われる敗者復活ラウンドにまわります。

日本からは、この種目の日本記録保持者で、前回の東京大会で日本選手初の8位入賞を果たした田中選手と初のオリンピック出場となる後藤夢選手が予選に臨みました。

このうち予選1組に出場した田中選手は、スタート直後から積極的に飛び出して先頭でレースを引っ張り、ラスト1周、残り400メートルの時点では4位と好位置につけていました。

しかし、残りおよそ200メートルの地点で後ろを走っていたアイルランドの選手と接触して大きく順位を落とし、4分4秒28のタイムでこの組の11着でフィニッシュしました。

当初は敗者復活ラウンドにまわることになっていましたが、その後、接触の救済措置が認められ、田中選手の2大会連続の準決勝進出が決まりました。

一方、オリンピック初出場の後藤選手は、自己ベストに並ぶ4分9秒41をマークし、2組の13着で7日に行われる敗者復活ラウンドにまわりました。

田中希実「ここでは絶対に終わらない」

田中希実選手はレース直後のインタビューで「日本記録を出すことを目標に走った。途中までは記録も更新できるペースで進んでいたが、ラストでいい位置がとれずそこで押し負けてしまった。ラストに気持ちが切れたような走りになってしまっていたのではないか」と涙ながらに振り返りました。

そして最後に「ここでは絶対に終わらないです」と絞り出すように話していました。田中選手はその後、接触の救済措置で準決勝進出が認められました。

後藤夢「実力の差を感じた」

敗者復活ラウンドにまわる後藤夢選手は「自己ベストで走れても世界にこれだけ置いていかれるということで実力の差を感じた。年明けのけがからずっと苦しい日々が続いていたが、そこを乗り越えさせてくれたいろんな方に感謝が伝わっていたらうれしい」と話していました。

その上で「世界の強豪と走ることで見えるものもあった。そこを忘れずにこのあとも気を緩めずに頑張りたい」と話していました。

パリオリンピックレスリング女子50キロ級で東京大会金メダルの須崎優衣選手は、1回戦でインドの選手に2対3で敗れ連覇がなくなりました。

前回の東京大会で金メダルを獲得した須崎選手は、1回戦で世界ランキング65位のインドのビネシュ選手と対戦しました。

須崎選手は序盤から得意のタックルが出せず攻めあぐねますが、相手の消極的なプレーによるペナルティーでポイントを重ね、2ポイントリードしました。

しかし試合終了間際、ビネシュ選手の激しい攻めに対応できずに背後をとられて2ポイントを奪われ土壇場で同点に追いつかれました。

同点で試合が終わった場合は最も大きなポイントを取った選手が勝つため、終了間際に2ポイントを奪ったビネシュ選手が勝利となりますが、須崎陣営はチャレンジを要求しました。

しかしチャレンジが失敗したため、ビネシュ選手にさらに1ポイントが加わり須崎選手は2対3で敗れて連覇はなりませんでした。

ビネシュ選手が決勝に進んだ場合、須崎選手は銅メダルを目指す敗者復活戦にまわります。

“史上最強”掲げ 練習重ねるも…

初めてのオリンピックとなった東京大会で圧倒的な強さを示し、金メダルを獲得してから3年。

須崎選手は強さへの探求をさらに続けてパリの舞台に臨みました。

世代交代が進む日本の女子レスリング界において代表6人の中でただ1人、2大会連続出場となった須崎選手が今大会に向けて掲げたテーマが“史上最強”でした。

その思いを強くした大会のひとつが去年9月の世界選手権です。

メダル獲得でパリへの切符を手にすることができる大会でした。

大会の3週間前に右ひざを痛めてほとんど練習ができない状況でしたが金メダルを獲得し2大会連続のオリンピックの代表に内定。

須崎選手は「これまでに経験したことがないような厳しい状況だったが、これを1つ乗り越えられたことが大きな自分の自信になった」と精神面でひときわ強さが増したといいます。

以降はパリオリンピックで金メダルを取ることだけを毎日考えて、練習を重ねてきました。

「オリンピックは人生をかけて挑まないと金メダルは取れない」とヨーロッパやロシアなど、海外の猛者を訪ねて1人で“武者修行”を積み、男子選手に直接、新たな技を学ぶなどどん欲に技術も磨いてきました。

そして、決戦の地、パリに向かう直前には「圧倒して、圧勝して、最高の金メダルを獲得して、絶対に2連覇を達成する」と確固たる自信と覚悟を口にしていました。

しかし、今大会は、鍛えてきた強さを十分に示せず、まさかの初戦負けを喫し、2連覇の夢は絶たれることになりました。

須崎優衣「ここで終わったのが信じられない」

須崎選手は「オリンピックまでの3年間、本当にいろんな人に支えてもらいやってきたが、みんなの努力もむだにしてしまい本当に申し訳ない気持ちだ。ここで終わったのが信じられない」と涙を流しながら話していました。

須崎選手は試合から30分あまりたったあとにも取材に応じました。

そして「自分のよさを全く出せずに相手の戦術にはまってしまって、なにもかも足りなかったんだと思う」とインドの選手との試合を振り返りました。

さらに「マットに上がるのは1人だけど、裏では大勢の方に支えられてきたので、みんなの時間と努力を私のせいでなくしてしまったので本当に申し訳ない」と話しました。

敗れたインドのビネシュ選手が決勝まで進んだ場合、須崎選手は敗者復活戦に回ることになりますが「もしチャンスがあるならば皆さんのために最低限のメダルは取らなきゃいけない。自分がほしかったのは金だったが、それはかなわない。ここまで支えてくれた方々のために最低限のメダルは持ち帰りたい」と前を向きました。

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