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事実上の「空母化」に向けて改修計画が進められている海上自衛隊の大型護衛艦「かが」で、戦闘機の着艦試験が初めて行われました。

防衛省は、海上自衛隊の大型護衛艦「かが」について、航空自衛隊のステルス戦闘機、F35Bが発着できるよう大規模な改修を2回行って、事実上「空母化」する計画です。

ことし3月、1回目の改修が終わり、戦闘機が発着することが可能となったため、日本時間の21日午前、アメリカ西海岸沖で、アメリカ軍のF35Bを使った初めての着艦試験を行ったということです。

海上自衛隊が「X」で公表した4枚の写真では、F35Bが「かが」の甲板の真上で垂直に高度を下げる様子や、着艦したあと機体を甲板に固定する様子などが写っています。

試験の期間は11月中旬までで、期間中、発艦の試験も行うとしています。

今後、「かが」では内部の区画の変更など2回目の改修が行われ、数年後の完成が予定されています。

防衛省が、同じく事実上の「空母化」に向けて改修を進めている護衛艦「いずも」は、すでに1回目の改修を終え、F35Bの発着試験を2021年に行っています。

「いずも」と「かが」について、政府は、F35Bで構成する部隊を常時、搭載することはなく、憲法上、保有が許されない「攻撃型空母」には当たらないとしています。

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