国連安保理 スーダン情勢めぐり決議案提出も ロシア拒否権行使https://t.co/yyJsJV4Mfs #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 19, 2024
軍と準軍事組織による武力衝突が続き人道危機が深刻化しているアフリカのスーダン情勢をめぐって、国連の安全保障理事会では、戦闘をやめて対話を行うよう呼びかける決議案が提出されましたが、ロシアが拒否権を行使して否決されました。
スーダンでは去年4月に軍と準軍事組織による武力衝突が始まってから、1100万人以上が家を追われて難民や国内の避難民となり、食料不足が深刻化するなど人道危機が続いています。
こうした中、国連の安保理では18日、11月の議長国のイギリスなどが、紛争の当事者に対し直ちに戦闘をやめ停戦合意に向けた対話を行うよう呼びかける決議案を提出しました。
しかし、採決ではロシアが拒否権を行使し、賛成14か国、反対1か国で否決されました。
イギリスのラミー外相は「1つの国が平和の敵となっている。ロシアの拒否権行使は恥ずべきものであり、ロシアの真の姿をまたしても世界にさらした。プーチンよ、恥を知れ」などと激しい口調で非難しました。
これに対し、ロシアのポリャンスキー国連次席大使は拒否権を行使した理由について「停戦は、安保理の決議によってスーダンの人々に押しつけられるべきものでない」などと述べ、イギリスの姿勢は植民地主義的だなどと非難の応酬を繰り広げました。
安保理でことし拒否権が行使されたのはこれで6回目で、大国間の対立による機能不全の状態が続いています。
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