仏大統領、バルニエ氏に暫定首相として留任要請 後任決定まで https://t.co/mjzqROhiv9 https://t.co/mjzqROhiv9
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フランスのマクロン大統領は、議会で不信任決議案が可決されたバルニエ首相に対し、新首相が指名されるまで暫定首相として留任するよう要請した。エリゼ宮(大統領府)が5日明らかにした。
フランス議会は4日、内閣不信任案の採決を行い、議員574人中331人が賛成票を投じ可決された。これを受け、バルニエ首相はマクロン大統領に辞表を提出した。
仏大統領、新首相指名は「数日内に」 自身は職務満了を表明 https://t.co/csLFjquzjf https://t.co/csLFjquzjf
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ランスのマクロン大統領は5日、議会で不信任決議案が可決されたバルニエ首相の後任を「数日中に」指名すると表明した。新首相の最優先課題は、2025年予算案の議会承認になるとした。国民向けのテレビ演説で明らかにした。
予算の空白を回避するための特別法が12月中旬までに提出されるとみられる。その後、新政権が来年初めにも新たな予算案を編成し議会での採決にかける見通し。
自身の職務については、27年5月の任期満了まで大統領職にとどまる意向を表明した。
「皆さんから与えられた任期は5年間であり、私は最後までそれを全うする」と述べた。
フランス 発足2か月半で内閣総辞職 後任の首相選び難航かhttps://t.co/u7W4DwPo0Y #nhk_news
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フランスの議会下院で内閣不信任決議案が可決されたことを受け、バルニエ首相は5日、マクロン大統領に辞表を提出し、内閣は総辞職しました。これを受けてマクロン大統領は国民に向けて演説し、近く後任の首相を選ぶとした上で、みずからは大統領としての任期を全うする考えを強調しました。
フランスの議会下院にあたる国民議会では、少数与党のバルニエ内閣が下院での投票を経ずに来年の予算案の採択を強行し、これに反発する野党から提出された内閣不信任決議案が4日、賛成多数で可決されました。
これを受けてバルニエ首相は5日、マクロン大統領に辞表を提出して受理され、内閣は発足からわずか2か月半で総辞職に追い込まれました。
フランス大統領府によりますと、後任の首相が決まるまで、バルニエ氏は暫定の首相として職務を続けるということです。
マクロン大統領は5日夜、国民に向けて演説し、「国民が民主的に私に託した5年間の任期を全うする」と述べ、2027年の任期満了まで職務にあたる考えを強調しました。
バルニエ氏の後任の首相については近く任命するとしています。
また、今月中旬までに、ことしの予算を来年の予算にそのまま引き継ぐための特別法の制定に向けた法案を提出し、公共サービスや市民生活に影響が出ないよう議会に求めていく考えを示しました。
マクロン大統領はことし夏に行われたパリオリンピックとパラリンピックを例にあげ、国のために団結して行動するよう呼びかけましたが、辞任を求める声も高まっていて、求心力のさらなる低下は避けられない見通しです。
フランスは向こう数週間以内に2025年予算の成立が可能、ルペン氏発言 https://t.co/lcFwiUAQWV
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フランスの極右政党、国民連合(RN)を実質的に率いるマリーヌ・ルペン氏(56)は、同国は内閣崩壊を乗り越えて「向こう数週間」で2025年の予算を成立させることが可能だと述べた。ただし、次期首相が財政赤字縮小をより緩やかに進める用意があることが条件だと付け加えた。
ルペン氏は、不信任案に賛成票を投じてバルニエ内閣を倒したわずか数時間後、ブルームバーグとのインタビューに応じた。バルニエ首相は5日、正式に辞任した。
バルニエ内閣の2029年までに財政赤字を国内総生産(GDP)の3%に引き下げるという計画は、フランスにとって信頼できるものではなかったとルペン氏は指摘。富の創出と貯蓄に基づいた「妥当な道筋」が必要だと主張した。また、「フランスから再工業化や企業支援の機会を奪うことなく、賢明なやり方で赤字の吸収を実現したい」と述べた。
7月にマクロン大統領が行った国民議会(下院)の臨時選挙で、単独の勢力としてはRNが最多の議席を獲得して以来、ルペン氏はフランスの財政政策に多大な影響力を持つようになった。次期首相に選ばれる人物が誰でも、不信任投票で倒されないためには、ルペン氏の暗黙の支持が必要となる。
下院での政治的行き詰まりを受け、一部の野党議員はマクロン氏の辞任を要求している。ルペン氏は「政治危機や制度上の危機が生じた場合、共和国大統領が辞任する以外の解決策はない」としながらも、「現時点で、そのような状況ではない」との見方を示した。
その代わり優先すべきは、新たな選挙制度を確立することだと語った。RNは比例代表制の導入を主張しており、これが採用されれば、来年7月以降にマクロン大統領が実施する可能性のある選挙でRNは過半数の議席を獲得する可能性もある。
マクロン氏は、2027年の任期満了まで辞任する考えはないとしている。最近の世論調査によると、27年のフランス大統領選挙で見込まれる候補としてルペン氏が依然として支持率首位を走る。
ルペン氏の発言を受けてフランス債は上げを拡大し、10年物のドイツ債との利回り差(スプレッド)は2週間ぶりとなる77ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に縮小。ユーロも上昇し、一時1.0577ドルを付けた。
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