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イスラエルのネタニヤフ首相は19日、オーストラリアのアルバニージー首相が豪国内のユダヤ人コミュニティーを見捨て、イスラエルを裏切ったと非難した。両国の外交関係が一段と悪化する可能性がある。

豪政府がパレスチナを国家承認する方針を表明し、イスラエル国会議員のビザ(査証)を取り消したことを受け、イスラエルは18日、オーストラリアのパレスチナ代表部外交官らのビザを取り消したと発表していた。

ネタニヤフ氏はXの首相公式アカウントに「歴史はアルバニージー氏を、イスラエルを裏切りオーストラリアのユダヤ人を見捨てた弱い政治家として記憶するだろう」と投稿した。

ビザを取り消されたイスラエル国会議員は、パレスチナ自治区ガザでの戦闘開始以降に反ユダヤ主義的な攻撃の増加に直面している豪国内のユダヤ人コミュニティーと面会する予定だった。

オーストラリアのアルバニージー首相は20日、イスラエルのネタニヤフ首相がパレスチナ国家承認を巡りアルバニージー氏を非難したことについて、各国首脳を敬意をもって扱っていると発言した。

ネタニヤフ氏は19日、豪政府がパレスチナを国家承認する方針を表明したことを受け「歴史はアルバニージー氏を、イスラエルを裏切りオーストラリアのユダヤ人を見捨てた弱い政治家として記憶するだろう」とXに投稿した。

アルバニージー氏は会見で「私はそうした発言を個人的には受け止めず、外交的に対処している。(ネタニヤフ氏は)他の指導者についても同じようなことを言っている」と発言。

その上で、パレスチナ国家を支持する決定は事前にネタニヤフ氏に伝えていたとし「その際、私は自分の見解と今後のオーストラリアの進むべき方向についてネタニヤフ首相に明確に伝えた。私はどのような政治的な解決策があるのか(ネタニヤフ氏に)説明の機会を与えた」と述べた。

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シリア暫定政府のシェイバニ外相は19日、フランスのパリでイスラエルの代表団と会談し、地域とシリア南部の安定強化について協議した。シリア国営通信(SANA)が報じた。

シリアとイスラエルの当局者は米国の仲介の下、シリア南部の紛争を巡る緊張緩和に向け協議を行っている。

SANAによると、協議では緊張緩和とシリア内政への不干渉に焦点が当てられた。

また、ゴラン高原に国連の緩衝地帯を設けた1974年のイスラエルとシリアの兵力引き離し協定の復活についても議論された。

双方がパリで協議するのは1カ月足らずで2回目。前回7月の会談ではシリア南部の緊張緩和について最終的な合意に至らず、協議を継続することで合意した。

西部シリア計画;
戦禍に苦しむ(戦争で荒廃した)国を
分割するイスラエルと米国の陰謀

ワシントンとテルアビブは、宗派対立を意図的に利用し、外国軍との連携を組み合わせた、シリア分断に向けた具体的な計画を進めている。

米議会やワシントンのシンクタンクでの支持、
そしてその実行にあたるネタニヤフ政権との連携を調査した「 The Cradle」 は、イスラエルがこの計画の「後援者であり設計者」だと結論づけている。

中東の安全保障関係者はこう語る。

イスラエルは、シリアの宗派的・民族的な分断を利用し、少数派を政治的・軍事的な駒に仕立てることで、国を分割しようとしている。
狙いは二つの戦略的回廊を開くことだ。
ひとつはスワイダからハサカへ至る東回廊、もうひとつはシリアの海岸からアフリカへとつながる西回廊である。
これにより多方面で影響力を確保し、
トルコの勢力圏を内側から包囲できる。」

補足
(※Suwayda(スワイダ) ;シリア南部、ヨルダン国境に近いドルーズ人の多い地域)
(※Hasakah(ハサカ) ;シリア北東部、クルド人が多く住む地域)

計画には、次のような内容が盛り込まれているとされる。

① シリア地中海沿岸の教会や修道院文化遺産への偽旗攻撃を仕掛け、宗派対立を煽り、イスラエルが全面侵攻する大義名分をつくる。

②少数派を恐怖に陥れる偽情報キャンペーンを展開し、架空の「少数派武装集団」をでっちあげて喧伝する。

③ワシントンのロビイスト「タイガーヒル・パートナーズ」(※ワシントンD.C.を拠点とする「政府関係(ロビー)、戦略アドバイザー」を手掛ける企業)が資金を提供する「西部シリア開発財団」という不可解な組織の活動。
この財団は、アラウィー派キリスト教徒、ドルーズ(Druze)派、クルド人、そして「穏健派スンニ派」を擁護する名目で米国の政策決定者に働きかけていて、その規模は100万ドルにのぼる。

④米国内でアラウィー派ドルーズ派の同盟ネットワークを築こうとする動き、さらにイスラエルの仲介者との連絡や調整。

⑤ 外国人戦闘員2,500人をホムス(シリア中部)や沿岸地域に送り込み、意図的に緊張を高める計画(ただし現時点では阻止されている模様)


#中東(250820)

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