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石川県七尾市にある和倉温泉は、能登半島地震で大きな被害を受け、営業を再開した旅館やホテルは地震から2年近くたった今でも半数以下にとどまっています。

和倉温泉は1200年の歴史があるとされ、ピーク時の1991年度にはおよそ150万人が訪れた石川県を代表する温泉地の1つですが、去年の元日に発生した能登半島地震で大きな被害を受け、「和倉温泉旅館協同組合」に加盟する20の旅館やホテルすべてが休業を余儀なくされました。

2025年12月の時点で、営業を再開したのは9つの施設だということです。

組合によりますと、コロナ禍前の2018年度にはおよそ85万1000人が訪れたということですが、地震のあとの2024年度はおよそ9万9000人と9割近く落ち込んでいます。

また、組合に加盟していない宿泊施設も含めると和倉温泉全体ではおよそ30の旅館やホテルがあり、営業を再開した施設は半数以下にとどまっています。

それぞれの旅館やホテルは、被災した建物の修復や、解体したうえでの再建を進めていく予定ですが、建設費の高騰や人手不足などで難航することも予想されます。

さらに、和倉温泉で働く人たちの雇用も課題となっていて、休業中の旅館やホテルは、従業員の離職を防ぐために雇用を維持したまま別の企業で働く「在籍型出向」を活用しています。

七尾市は、休業中の従業員が地元で働き続けられるような取り組みを始めるなど、雇用の維持を支援したいとしています。

また、旅館や住民などでつくる団体も独自の復興計画をまとめていて、温泉地の復興に向けてにぎわいを取り戻せるかが課題となっています。

#アウトドア#交通(251224)

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