イスラエル、レバノン南部やベイルート近郊攻撃 飛翔体迎撃 https://t.co/A95QEMbjj8 https://t.co/A95QEMbjj8
— ロイター (@ReutersJapan) June 3, 2026
イスラエル軍は3日、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラがイスラエル領内に向け発射したロケット弾を迎撃したと発表した。一方、レバノンの治安筋によると、ベイルート近郊で車1台がイスラエルの空爆を受けており、米国の仲介で双方の攻撃自制を目指す合意が試練に直面している。
ヒズボラは声明で、イスラエル北部の軍部隊の拠点に向けロケット弾を一斉発射したと表明した。ヒズボラが越境ミサイル攻撃を行ったのは1日以来初めて。
1日に発表された部分停戦で、イスラエルはヒズボラが支配するベイルート南郊への攻撃を控え、ヒズボラは越境攻撃を停止することになっていたが、攻撃は続いている。
イスラエルのカッツ国防相は2日、イスラエル北部が攻撃された場合、ヒズボラが支配するベイルート南郊を攻撃すると表明した。
イスラエル軍は、レバノンからイスラエル領内に飛来したロケット弾2発を迎撃したと発表した。
米国駐在のイスラエル大使、マイケル・ライター氏はXへの投稿で、イスラエルによる迎撃の成功がなければ、子どもを含む民間人への致命的な攻撃となっていた可能性があると指摘。イスラエルはヒズボラがイスラエルへの攻撃を停止することを条件にベイルート攻撃を控えることに合意したとし、今回の攻撃は「その了解への露骨な違反」だと述べた。
ネタニヤフ氏はその後、ヒズボラがイスラエル領内に向けて発射したかどうかを確認中だと表明。CNBCに対し「もしそうであれば、当然反応する」と述べた。
レバノンの治安情報筋によると、南部でイスラエルのドローンが少なくとも10台の車両を攻撃した。レバノン保健省と国営メディアによると、沿岸都市ティール近くの道路への空爆で6人が死亡した。
またベイルートから数キロ南の沿岸部にある主要幹線道路の車が空爆され2人が負傷した。
レバノンとイスラエルは3日、ワシントンで前日に続き協議することになっている。米国の仲介による対面協議は紛争開始後4回目となる。
ルビオ米国務長官は3日、米が仲介しているレバノンとイスラエルの当局者による会合が、共同声明と具体的な行動計画につながることを期待していると述べた。
トランプ氏、ネタニヤフ氏非難認める 電話会談で「クレイジー」と発言 https://t.co/WPK83HX288 https://t.co/WPK83HX288
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トランプ米大統領は、イラン情勢を背景にイスラエルによるレバノン攻撃を巡り、ネタニヤフ首相を「クレイジー」と呼んだという報道を認めた。
米ニュースサイトのアクシオスは週初、イスラエルのヒズボラへの攻撃を理由に、イランが米国との協議を停止したとの情報が流れる中、トランプ大統領がネタニヤフ首相との電話会談で「お前はクレイジーだ」、「一体何をやっているんだ」と怒りを爆発させたと報じた。
トランプ大統領は3日放送されたポッドキャスト「ポッド・フォース・ワン」のインタビューで、ネタニヤフ首相を罵倒交じりに非難したのかという質問に対し「そうだ」と認め、「怒っていたとは言わないが、ネタニヤフ首相がレバノンとの戦闘を続けていることに幾分いら立っていた」と語った。
ネタニヤフ首相に対し、レバノンへの攻撃を巡り「やめなければならない」と伝えたとも述べた。
また、自身とネタニヤフ首相は非常に良好な関係にあると付け加えた。
イスラエル首相、イランは弱体化 軍事行動再開はトランプ氏が決定 https://t.co/ehbGobaQ8P https://t.co/ehbGobaQ8P
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イスラエルのネタニヤフ首相は3日、CNBCとのインタビューで、イラン情勢はまだ終結には至っていないものの、イランは弱体化しているとの認識を示した。
さらに、イスラエル軍および米軍は必要に応じ、イランに対する軍事行動を再開する用意ができているとしつつも、それはトランプ米大統領が決定すると語った。
米・イラン協議の障害となっているとみられるイスラエル軍によるレバノン攻撃を巡り、トランプ大統領が電話会談でネタニヤフ首相を「クレイジー」と罵倒交じりに非難したとの報道については、会談の詳細は明かさなかったものの、トランプ氏との関係は変わっていないとし、亀裂が生じているとの見方を退けた。
ネタニヤフ首相は「われわれには共通の目標がある」とし、いかに良好な関係であったも「戦術的な意見の相違が生じることはある」と指摘。歴代の米大統領の中でも「トランプ氏はイスラエルの最高の友人だ。われわれは互いを尊重しており、常に意見の相違を解決する方法を見つける」と述べた。
レバノン・イスラエル協議、声明や行動計画につながること期待=米国務長官 https://t.co/HbjeqDCpss https://t.co/HbjeqDCpss
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ルビオ米国務長官は3日、米が仲介しているレバノンとイスラエルの当局者による会合が、共同声明と具体的な行動計画につながることを期待していると述べた。
ワシントンでの協議は3─4日の日程で行われている。
イラン、クウェート空港被害は米システムエラーと主張 米軍は否定 https://t.co/BgyKnrjrhl https://t.co/BgyKnrjrhl
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イランのタスニム通信は3日、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)が、クウェート国際空港への攻撃を否定していると報じた。
報道はIRGCの情報として、クウェートの空港の被害は米軍のパトリオット迎撃ミサイルシステムのエラーが原因としている。
また、イラン国営メディアは、イラン軍がオマーン湾でイラン領海に接近していた米軍艦船を攻撃したと報じた。
米軍はその後、イラン側の主張はいずれも虚偽として否定。クウェート空港の損害については、イランがドローンを使い民間空港を攻撃したとして、「意図的かつ計画的で、正当化できない攻撃」とした。
イラン協議、数日中に進展の可能性=トランプ氏 https://t.co/xVtn1NCBSq https://t.co/xVtn1NCBSq
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トランプ米大統領は3日、イランとの協議が順調に進んでいるとし、早ければ今週末に進展する可能性を示唆した。
トランプ大統領は記者団に対し、イランが「文書に署名する寸前だ」と述べた。
また、イランとの協議で争点となっているイランの高濃縮ウランの備蓄については、「そう遠くない将来、われわれは手に入れるだろう」と述べた。
【「我々が強い措置を取ったため、彼らは報復した」=トランプ氏】
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) June 4, 2026
🎥トランプ米大統領は3日、イランによるクウェートの米軍施設への攻撃について、米国による先行措置への「報復」だったとの認識を示した。… pic.twitter.com/FGzVaoetWA
【「我々が強い措置を取ったため、彼らは報復した」=トランプ氏】
🎥トランプ米大統領は3日、イランによるクウェートの米軍施設への攻撃について、米国による先行措置への「報復」だったとの認識を示した。
イランによるクウェート国際空港などへの3日夜にかけての攻撃では、1人が死亡、63人が負傷したと報じられている。
トランプ氏はまた、米国とイランの協議について「実現するかもしれないし、しないかもしれない。週末にも行われる可能性がある」と述べた。
同氏はこれまで、イランとの合意が近い可能性を繰り返し示唆しているが、交渉は 依然として難航している。
【独自】トランプ氏、米兵殺害ない限り対イラン全面戦争せず 側近に伝えるhttps://t.co/r0oWtbH7XZ
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) June 4, 2026
米下院、イラン戦争停止求める決議案可決 トランプ氏に打撃 https://t.co/D0OekEhnRd https://t.co/D0OekEhnRd
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米下院は3日、議会が承認するまでイラン戦争の停止を求める民主党主導の戦争権限決議案を可決した。多数派の与党共和党内でも戦争に対する懸念が高まっていることを反映した。
採決結果は賛成215、反対208。共和党議員4人が民主党と共に賛成票を投じた。トランプ大統領にとって打撃となる。
ただ、今回の採決は主に象徴的な意味合いが強い。決議案の発効には上院での可決も必要で、ほぼ確実視されるトランプ氏の拒否権を覆すには、上下両院で3分の2の賛成を確保しなればならない。
それでもなお、今回の可決は、戦争権限決議案が下院で過去3回、僅差ながら否決されてきた経緯を経て実現した。また、上院も先月、過去7回の試みが失敗に終わった後、手続き上の採決において、類似する決議案を前進させた。 もっと見る
イスラエルとレバノン、停戦に合意=米国務省 https://t.co/RkW7PPa3EY https://t.co/RkW7PPa3EY
— ロイター (@ReutersJapan) June 3, 2026
レバノンとイスラエルは3日、停戦を実施することで再び合意した。ワシントンでの交渉を経て、米国務省が3日に発表した米国との共同声明で明らかになった。
停戦の発効は、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラによる完全な攻撃停止と、リタニ川以南地域からの全戦闘員の撤退が条件となる。
声明で「両国は米国の助言の下、国家以外のあらゆる主体を排除してレバノン国軍が同地域を排他的に管理する『パイロットゾーン(試験区域)』の設置を速やかに進めることでも合意した」と明らかにした。
イスラエルとレバノンは4月にも敵対行為の停止で合意し、5月に延長されたが、戦闘行為は続いていた。
レバノン治安筋によると、3日のイスラエルによる無人機(ドローン)攻撃で、レバノン南部で少なくとも6人が死亡したほか、ベイルート南方で車両が標的となった。イスラエルはヒズボラが発射したとみられる飛翔体を迎撃したとしている。
米国の仲介で1日に発表された合意を受け、イスラエルはヒズボラの支配下にあるベイルート南郊への攻撃を控え、ヒズボラ側も越境攻撃を停止していた。
イスラエルは3月、イラン支援のために越境攻撃を行っていたヒズボラの掃討を目的にレバノンに侵攻した。
イランは、紛争終結に向けた合意について、レバノンも停戦の対象に含めない限り応じないとの立場を示している。
3日の声明によると、レバノンとイスラエルは信頼醸成とその他の懸案事項の解決に向け、直接交渉を継続することでも合意した。両国は包括的な合意を目指し、今月22日の週に政治・安全保障関連の協議を再開するという。
米・イラン“自衛で攻撃”イスラエルとヒズボラも攻撃応酬続くhttps://t.co/r0zBbHBeBS #nhk_news
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アメリカとイランの戦闘終結に向けた協議について、アメリカのトランプ大統領は「非常に順調に進んでいる」とする一方、イランのアラグチ外相は「ここ数日は進展がない」とした上で、合意に向けて取り組んでいると明らかにしました。
こうした中、アメリカ国務省はイスラエルとレバノンが停戦の履行で合意したと発表し、今後、アメリカとイランの協議の進展につながるかが焦点です。目次
2項目
トランプ大統領“レバノン情勢 イラン協議と切り離したい”
イラン外相“やりとり継続もここ数日進展なし”レバノンメディアアメリカのトランプ大統領は3日、ホワイトハウスで記者団の取材に応じ、イランとの協議について「非常に順調に進んでいる。合意が実現しないかもしれないが、実現するなら週末にも実現する可能性もある」と述べました。
調整が続いている覚書の内容については「当初はイランが核兵器を開発しないという内容だったが、私は『核兵器を購入したらどうするのか』と問いただした。そこから2週間のやりとりが続いたが、最終的にはその点も盛り込むことができた」と主張しました。
一方、イランのアラグチ外相は、レバノンのメディアが3日に報じたインタビューの中で「アメリカ側とメッセージのやりとりは続いているが、ここ数日は進展がない。双方は依然として交換された文案を検討しており、合意に向けて取り組んでいる」と明らかにしました。
また「戦争はイランとレバノンの両国で終結するか、あるいはどちらも終わらないかのいずれかだ」と述べ、レバノンを含むすべての方面での戦闘終結を求めるこれまでの立場を改めて強調しました。
こうした中、アメリカ国務省は、イスラエルとレバノンの両国が3日までの2日間、首都ワシントンで行われた高官協議で、停戦を履行することで合意したと発表しました。
ただ、この合意は、イランが支援するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラによる攻撃の停止とレバノン南部の地域からのヒズボラの戦闘員らの撤退が条件だとしています。
レバノンでの停戦は4月中旬に発効し、その後も延長することで合意していますが、イスラエルとヒズボラの間では攻撃が繰り返されていて、今回の合意がどこまで実効性を伴うのかは不透明です。
トランプ大統領はレバノン情勢に関わらず、イランとの協議は進めたいという考えも示していますが、今後、レバノンでの停戦が着実に履行され、戦闘終結に向けた協議の進展につながるかが焦点です。
《アメリカの動き》
トランプ大統領“レバノン情勢 イラン協議と切り離したい”
アメリカのトランプ大統領は3日、ホワイトハウスで記者団の取材に応じ、イスラエル軍とヒズボラの間で戦闘が続く中でも、イランとの間で合意に至ることはできるのかという質問を受けました。トランプ大統領は「可能だと思う。われわれはそれを切り離そうとしている。全く別の問題だからだ」と答え、レバノン情勢に関わらず、イランとの協議は進めたいという考えを示しました。
また、イラン国内にある高濃縮ウランの扱いについて質問されると、現地ではアメリカによる核関連施設への攻撃の後、高濃縮ウランを回収するには地中から掘り出す必要があり、イラン側はアメリカが掘り出すことに同意していると主張しました。
そのうえで「彼らはこれまで何度か考えを変えてきたが、現状ではそう遠くない将来にわれわれが現地に入る予定だ。事態が収束したら、イラン側とともに現地に入ることで合意している」と述べ、戦闘が終結したあと、高濃縮ウランを確保するためにアメリカから人員を派遣する考えを示しました。
そして、トランプ大統領はイランとの協議について「非常に順調に進んでいる。合意が実現しないかもしれないが、実現するなら週末にも実現する可能性がある」と述べました。
調整が続いている覚書の内容については、「当初はイランが核兵器を開発しないという内容だったが、私は『核兵器を購入したらどうするのか』と問いただした。そこから2週間のやりとりが続いたが、最終的にはその点も盛り込むことができた」と主張しました。
トランプ大統領 “イスラエル首相に少し困惑”
アメリカのトランプ大統領は、3日に配信されたアメリカメディアのポッドキャストの番組に出演し、イラン情勢について言及しました。イランとの協議について、トランプ大統領は「合意に向けて取り組んでいる。うまくいけばよいし、それが実現できなければ別の方法をとるまでだ」と述べました。
また「われわれは彼らに核兵器を持たせてはいけない。彼らはすでに核兵器を持たないことで同意している。彼らは心変わりするかもしれないが、それは同意しなければならないものだ」と主張しました。
キャスターが「イスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で、あなたは激怒し『どうかしている』などと言ったという報道がある。そうしたことばを使ったのか」と問うと、「そうだ。怒っているとは言わないが、彼がレバノンでの戦いを続けていることに少し困惑していた。私は『攻撃をやめなければならない』と言った」と述べ、レバノンでの軍事作戦をめぐりネタニヤフ首相に不満があったことを明らかにしました。
ただ「われわれはよい関係だ。これまでうまくやれている」とも強調しています。
また、トランプ大統領は、イランの最高指導者のモジタバ・ハメネイ師が意思決定に関わっていると指摘したうえで、「会ってみたいか」と問われると「考えてみたことはなかったが、会ってみたい。状況がどう進むかによるが、ある時点でわれわれは会うことになるかもしれない」とも述べました。
《イランの動き》
イラン外相“自衛のため” 中東地域の米軍基地などへの攻撃
イラン側が中東地域にあるアメリカ軍の基地などを攻撃したと主張する中、イランのアラグチ外相は3日、SNSへの投稿で「アメリカが民間船舶への攻撃などに使用することが許されている拠点に対し、わが軍は自衛のための攻撃を行っている」と述べ、攻撃の正当性を強調しました。そのうえで「いかなる敵対行為にも即時かつ断固とした対応をとる。制裁や戦争で達成できなかったことは、さらなる戦争でも達成できない」と述べ、アメリカをけん制しました。
イラン外相“やりとり継続もここ数日進展なし”レバノンメディア
イランのアラグチ外相は、レバノンのメディア「アルマヤディーン」が3日に報じたインタビューの中で、「アメリカ側とメッセージのやりとりは続いているが、ここ数日は進展がない。双方は依然として交換された文案を検討しており、最終合意に向けて取り組んでいる」と明らかにしました。また「戦争はイランとレバノンの両国で終結するか、あるいはどちらも終わらないかのいずれかだ」と述べ、レバノンを含むすべての方面での戦闘終結を求めるこれまでの立場を改めて強調しました。
そのうえで「イランは長期の戦争にも備えている」としてアメリカをけん制しました。
《その他の動き》
レバノン イスラエル軍の攻撃で2人死亡 双方が攻撃の応酬
レバノンではイスラエル軍による攻撃が続いていて、レバノンの保健当局は3日、南部でイスラエル軍が救急車を攻撃し、救急隊員2人が死亡、1人が大けがをしたと発表しました。イスラエル軍のザミール参謀総長は3日「レバノンではわれわれが主導権を握り、あらゆる脅威を排除する。わが部隊に停戦はない」と述べ、レバノンでの攻撃を続ける姿勢を示しました。
レバノンの国営通信は、保健当局の発表として、レバノンではこれまでに3516人が死亡し、1万人以上がけがをしたと伝えています。
一方、イランが支援するイスラム教シーア派組織ヒズボラも3日、ロケット弾や無人機でイスラエル側を複数回攻撃したと主張しているほか、イスラエル軍はレバノンからイスラエル領内に侵入した不審な飛行物体を迎撃したと発表しました。
アメリカのトランプ大統領は自身の仲介でイスラエルとヒズボラ側が攻撃の停止に合意したと主張していますが、現地では双方による攻撃の応酬が続いています。
イスラエル首相 トランプ大統領と“意見の違い”も
イスラエルのネタニヤフ首相は3日、アメリカの経済チャンネル、CNBCのインタビューで、トランプ大統領と行った電話会談について質問され、詳細には触れないとしたうえで、「主要な点では意見が一致している。われわれはイランの核開発計画を終わらせたい」などと述べ、トランプ大統領と連携していることを強調しました。一方、ネタニヤフ首相は「私たちは共通の目標を持っているが、時には戦術的な意見の違いもある」とも述べ、イランへの対応をめぐりトランプ大統領との間で相違点があることもうかがわせています。
クウェート国際空港への攻撃めぐり イランと米が非難の応酬
クウェート当局などが、イラン側によるクウェート国際空港への攻撃で死傷者が出たと明らかにしたことをめぐり、イランとアメリカ双方が相手側によるものだと主張しています。イランの革命防衛隊とつながりのあるタスニム通信は3日、革命防衛隊の報道官が「われわれの調査によると、革命防衛隊はクウェートの空港への攻撃を行っていない。アメリカの迎撃システムの失敗で被害が発生した」と述べ、攻撃への関与を否定したと伝えました。
これに対し、アメリカ中央軍は3日、SNSへの投稿で「イランは民間の空港に対して計画的かつ不当な攻撃を無人機を使って行った」としてイラン側の主張を否定していて、イランとアメリカ双方による非難の応酬となっています。
イスラエル国防相、レバノン南部での作戦継続表明 https://t.co/KgeaNWf0Ar https://t.co/KgeaNWf0Ar
— ロイター (@ReutersJapan) June 4, 2026
イスラエル のカッツ国防相 は4日、新たな停戦が発表されたにもかかわらず、軍は当面の間レバノンでの作戦を継続し、同国から撤退しないと述べた。
レバノンとイスラエルが 停戦 実施で再び合意したと前日に発表されたばかり。この合意は協議に参加しなかった親イラン武装組織ヒズボラによる完全な攻撃停止を条件としている。
カッツ氏は声明で、ヒズボラの攻撃からイスラエル北部のコミュニティーを守るための「緩衝地帯」の一部として、イスラエル軍が現在掌握しているレバノン南部の一帯にとどまり続けると説明。イスラエル軍によって南部の自宅を追われた数十万人のレバノン住民についても、帰還は認められないとした。
また、イスラエルは「米国の後ろ盾を得て、イスラエルのコミュニティーや領土への攻撃に対する報復として(レバノン首都の)ベイルートを攻撃する行動の自由」を有しており、「同地域におけるテロリストのインフラを解体」し続けると述べた。
3日に発表された新たな合意の下では、レバノン軍が領土に対する排他的統制権を掌握することになっている。
ヒズボラは現時点で停戦についてコメントしていない。イスラエルの極右であるベングビール国家安全保障相 は4日、この停戦を「重大な過ち」と指摘。ヒズボラがリタニ川以南の地域から戦闘員を撤退させることはなく、レバノン軍にはこれをヒズボラに従わせる能力がないと述べた。
クウェート、海峡再開なら6-8週間で生産7割回復可能=石油公社幹部 https://t.co/Sf6kCYoVB8 https://t.co/Sf6kCYoVB8
— ロイター (@ReutersJapan) June 4, 2026
クウェート石油公社(KPC)の国際マーケティング担当マネジングディレクター、シェイク・ハーレド・アフマド・アルサバーハ氏は3日、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡が再開されれば、クウェートは6-8週間以内に石油生産の約70%を回復できるとの見通しを示した。
S&Pグローバル・エナジー主催の中東石油・ガス会議で、残りの30%の回復にはさらに約1カ月を要するだろうと語った。
今回示された生産回復までの期間は、ホルムズ海峡の通航の完全な再開に関する一部の予測よりも短い。
2日にはアブダビ国立石油公社(ADNOC)の販売・取引担当エグゼクティブバイスプレジデント、フィリップ・クーリー氏が、海峡の通航が戦前の水準まで完全に回復するには来年半ばまでかかる可能性があると発言。国際エネルギー機関(IEA)の石油部門責任者トリル・ボソーニ氏は、たとえ今合意に達したとしても、最善のシナリオで回復には6-8カ月かかるとの見解を示していた。
またアルサバーハ氏は、KPCが製油所の生産量を2-3週間ほどで通常の水準に戻せると述べた。同氏によると、KPCの精製能力は日量約140万バレル。
ビトル・バーレーンの調査責任者を務めるベイダー・ヌルディン氏は3日、ペルシャ湾岸諸国の製油所は40-60日以内に稼働率を90-95%程度まで引き上げることは可能だと予測した。
中東の製油業者は、現在の供給危機の先を既に見据えている。
アルサバーハ氏は、クウェートがパイプラインを建設する可能性について「友好国」と協議中であると説明。「多くの人々が、なぜ使わないのにパイプラインを建設するのかと考えていたが、今こそパイプラインの有用性が示されている」と述べ、今回の危機がクウェートにおける大規模な貯蔵能力の必要性も浮き彫りにしたと付け加えた。
オーストリアの石油大手OMVもこの発言に同調し、同社のゼネラルマネジャー、ミカエル・ベルトッド氏は会議で、中東の製油業者は今後2─3年で商業的な機敏性を高め、パイプラインや貯蔵施設への投資を強化しなければならないと語った。
その上で、将来の供給ショックに対処するためには、より強力なパートナーシップが必要になると強調した。
一方ADNOCのビジネス変革担当シニア・バイス・プレジデント、ファテマ・ビン・サリーム・アルテネイジ氏は石油需要について、目先は在庫を再構築するため一時的に急増し、その後価格が正常化するにつれて着実な回復に向かうとの見通しを示した。
世界経済成長率“イラン情勢混乱長期化なら大幅落ち込み”OECDhttps://t.co/eaWJRisAWA #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 3, 2026
OECD=経済協力開発機構は、ことしの世界経済の見通しについて、イラン情勢による混乱が長期化した場合、成長率は去年の3.4%から、2.1%に大幅に落ち込むという予測を明らかにしました。混乱が短期に収束した場合でも、成長率は2.8%になると見込んでいます。
OECDは3日、パリでの閣僚理事会にあわせて、最新の世界経済の見通しを発表しました。
それによりますと、イラン情勢を受けた湾岸諸国のエネルギー生産や輸送の混乱が来年後半まで続く場合、ことしの世界経済の成長率は去年の3.4%から、2.1%に大幅に落ち込むと予測しています。
このケースでは、一部の国が景気後退に陥るおそれがあり、失業も増加するとしています。
また、イラン情勢による混乱が短期に収束し、ことし後半からエネルギー生産が回復した場合でも、ことしの世界経済の成長率は2.8%になると見込んでいて、前回 3月の予測から0.1ポイント引き下げました。
OECDは「不確実性の高さを踏まえ、マクロ経済の安定のためには柔軟で機動的な政策が必要だ」と指摘したうえで、中期的な課題として「財政の持続可能性やエネルギーの安全保障などに取り組む必要がある」と強調しています。
#中東(260604)