最近は、本屋さんに行っても
あまり面白い本がないけれど
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「英国は終わった。持っていた英通貨ポンドはすべて売ってしまった」。米国人の著名投資家ジム・ロジャーズ氏が最近こう発言したことに、ブラウン英首相までが反論し、英で議論になっている。
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「価値なきものを発売することは、やがて信用を失墜する」
「社会の表裏、人情の軽薄、紙よりもうすき虚偽欺瞞(ぎまん)の言論行動(中略)人を頼っては駄目だ、人などあてになるものでない(中略)いかなる場合でも、プラスの立場におることである、断じてマイナスであってはならない−」。
「『清く、正しく、美しく』(中略)宝塚の芸能陣は営利本位ではない、高い理想と、国家的使命と、そして人格的芸能の大成とあいまって、新しい芝居を大成しよう」(『おもひつ記』)
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- 作者: ジェフ・マシューズ,Jeff Matthews,黒輪篤嗣
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2009/01/23
- メディア: 単行本
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「定額給付金の2兆円は、使途見直しが必要との認識が大勢だった」
今月15日、財政審の会合後の記者会見で、西室会長はこう言い放った。
「ほとんど効果はない」「他の経済活性化策に振り向けるべきだ」「同じような施策が次々に出てきたら国家財政は破綻(はたん)する」
さらに西室会長は、審議会で出された意見を次々に紹介した。おまけに「なるべく刺激がないような表現をと、こういう話になっています」と語り、財務省事務方からの要請まで暴露してみせた。
「事務方の要請を暴露したのもできレース。2兆円のばらまきにがまんならない財務省の主計局が言わせた」(関係筋)との解説も聞かれるが、西室氏としても、よっぽど腹に据えかねていたのだろう。
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罪と罰の事典-「裁判員時代」の法律ガイド
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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090111#1231633035(図解による労働法のしくみ)
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アメリカは新たに「グリーン」の発想、環境の発想を入れて戦争以外の価値観で経済危機を脱する実験をするのかなという印象を受ける。
まず08年はほんとに「アナス・ホリビリス」(ひどい年−エリザベス英女王が使って有名になった)だった。こんなひどい年は戦後初めてじゃないですか。ミャンマーのサイクロン、四川大地震から始まって食糧価格が暴騰、原油価格は7月に147ドルに。8月がグルジア戦争、アフガニスタンではタリバンが攻勢に立ち、ムンバイなどへテロが拡散。ソマリア海賊被害の激増。そして9月にリーマン破綻(はたん)で世界金融システムがメルトダウンしちゃった。
いろいろな指標を見ていると、オバマ政権の最初の2年は経済がさらに悪化し、後半の2年に緩やかな回復過程に入るという気がします。オバマは再選されると思いますが、2期目には世界は明るい成長軌道に乗ると思います。
経済危機、アフガニスタン、対露関係。巨額の財政赤字と国論の二分。多様な価値を統合する新しいプラットホーム作りをオバマ氏に期待するしかないと思う。
金融危機さえなければ、ロシアは佐藤さんの言う新帝国主義へ向かっていたでしょう。ところが何といっても自信の源だった石油価格が40ドルに下落して安定化基金を取り崩して足元の火事を消すのに精いっぱい。グルジア戦争で時価総額の40%が株式市場から消えた教訓もあって、性急なことはできない。
冷戦時代のソ連と現在のロシアとの本質的な違いはイスラエルとの関係です。いまだに両国の関係が悪いという勘違いが多い。グルジア問題ではイスラエルとロシアは対立したが、クレムリンは原油市場動向をイスラエル専門家に相談したり、という不思議な関係にあります。ロシアとの反テロ協力もイスラエルのほうがアメリカよりも早く始めて、かつ深い。
核を使った者が殲滅(せんめつ)されるような制裁が加えられないなら、テロ集団の核に常におびえながら生活することになる。
そうした事態に立ち向かうべきアメリカ自身の倫理性が一貫していない。いまだに小型核爆弾の開発を続けて、ご都合主義的に「国益に必要なら使う」という政策がある。
犯罪への国際社会の対応能力の弱さはソマリアの海賊問題に表れていますね。人質の乗った船がたくさん並んでいるのに何もできない。
ソ連でイスラム原理主義を解体した例があるんです。1920年代の中央アジアで、「バスマチ(反乱者)運動」という、今で言う原理主義の連中が残ってしまった。スターリンはその指導者らをコルホーズの長などに任命したり、「お前たちは実は別々の民族でキルギス人、カザフ人、トルクメン人、ウズベク人、タジク人だ」と言語の違いで5つの共和国を作って共産党第1書記などの役職を与え、モスクワからはお目付け役を第2書記として送り込んだんです。
そして食品工場を建ててパンを焼く。シャンパンやコニャックも作り、ロシア人がうまそうに飲む。彼らもおそるおそる飲み始める。ダンスホールや団地もたくさん造った。40年ぐらいかけて、ソフトパワーでイスラム原理主義の世俗化に成功したわけです。
日本が世界の治安と安全の確保に主体的意思を持って参加しないで、国際的圧力を逃れる最低限の行為だけでお茶を濁すというのはもう続かない。
今回の危機でわかったことは「G7だ、G8だ」というのは70、80年代のものだということです。日本は新しい現実を直視しようとせずに、いまだに中国をG8に入れないために汲々(きゅうきゅう)としている。G20まで広げる必要はなくとも、国際的意思決定メカニズムの中で「世界第2位」にこだわる意識はもう捨てたほうがいい。個別分野では日本が1位のところも、2位のところもある。もっと機能的に世界の安定と繁栄に貢献していかなければいけない時代です。
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ジェラルド・カーティス
オバマさんはね、ものすごく自分に自信があると思う。一つねえ、国民に分かりやすくしゃべるということはよっぽど自信がないと。要するに、知識があると見せたがる政治家多いじゃない。日本もアメリカも。彼は自信があって、分かりやすくしゃべって、それでrivalも内閣に入れる。何ていうの、非常に性格が強い人、ラリー・サマーズみたいな人を使う。色んなそういうエゴの強い人たちを使う。
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Pilot Returns Home to a Hero’s Welcome - NYTimes.com
“We were simply doing the jobs we were trained to do.”
“I knew what the outcome would be that day because I knew my husband.”
Hudson River pilot: We were just doing our jobs - washingtonpost.com
"Circumstance determined that it was this experienced crew that was scheduled to fly that particular flight on that particular day,"
"But I know I can speak for the entire crew when I tell you we were simply doing the job we were trained to do."
"I have always known him to be an exemplary pilot. I knew what the outcome would be that day because I knew my husband,"
"But mostly for me, he's the man that makes my cup of tea every morning."
式典では「ヒーロー」と書かれたプラカードやアメリカ国旗が掲げられる中、市長が「彼こそがヒーローだ」とたたえたのに対し、サレンバーガー機長は「乗組員全員が訓練してきたとおりのことを行っただけです」と述べ、控えめにあいさつしていました。