「巨悪は眠らせない」と明言を残したのは検事総長、伊藤栄樹氏だった。後に住友銀行と合併することになる平和相互銀行をめぐる汚職事件を内偵していた当時、検事総長の任にあった伊藤氏が建てた東京・杉並の新居には住友銀行によって根抵当が設定されていた。新居が完成したのは伊藤氏が退官した数日後であった。
伊藤氏だけでなく、後に「特捜の鬼」とまで持てはやされ検事総長に上りつめる吉永祐介氏などが住友銀行の政治担当幹部と麻雀卓を囲んでいる姿を目撃した者も少なくない。
八木氏とて常々、「バッジをやりたい」と公言する典型的な検事だ。
伊藤栄樹が検事の功名心を煽ったのだ。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080507#1210144650
- 作者: 平野貞夫
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