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ソーシャルなクルーグマン

アメリかっぺ方言の世界では、上に見たような、まさしく正統的な「ソーシャル」な考え方を、本来その正反対の考え方を指す「リベラル」という用語で指し示すという社会言語学上の変異現象のためであるわけなんですが

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080507#1210112387
ソーシャルなクルーグマン2

アメリカ風リベラルというのは、まさにニューディール的なケインジアン福祉国家の路線

アメリかっぺ方言の「リベラル」よりもじゃぱにいず方言の「りべらる」の方ではないでしょうか。憲法で大事なのは、25条でも27条でもなく、ただただひたすら第9条であるというような。

「ソーシャル」な志向が欠落しているじゃぱにいず風味の「りべらる」

(そういうネオリベな「自立」ではない)「自立」を価値基準としてきちんと立てる必要はあるはずだ、と私は考えています。

『いま、憲法学を問う』
P204

 おそらく英米の真のリベラリストたちは、国家の積極的な役割を要請する「現代立憲主義」を警戒していることでしょう。合衆国憲法社会権規定のないことは偶然ではありません。ところが、近時の英米でのリベラリズムは、今日われわれのいう社会民主主義、いわば福祉国家賛成派のことを指すようになってきました。

 それに対して、大陸では社会民主主義的な色彩が非常に濃いですから、現代立憲主義を積極的に評価しそれを実現しようと相変わらずしている。