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宮田流「新しいビジネスモデルの創り方」

ビジネスモデルを創ることは新しいWIN-WINの関係、つまり正しく価値が循環する仕組みまたはシステムを創ることだ。

 新しいビジネスモデルや新しい行政サービスモデルの設計が必要なのは、世の中が変化していくからだし、いつまでも進歩することを追求していないと気がつかないうちに退化してしまうからだ。

製造業の設計の場合のように対象がモノではなくヒトだから難しさのレベルが高くなってしまう。

 しかし、日本中でこの力を磨いて、システム設計して、実装しなければならない。この力を獲得するのは大変難しい。私も30年かかって少しだけこの力を持てるようになった気がする。

コンピューター上に再現するシミュレーションを行うことである。この時、商品や顧客を一つひとつ表現して、1日1日または1週間ごとに時間を追って動かしてみて、日々に変化するビジネスを、できるだけ詳しく忠実に再現する。

ビジネスも世の中もダイナミックに動いているものだからだ。

 この段階が終わったら、結果を見て、徹底的に考え悩むことが大切だ。結論を急がないで、考え抜く根気がいる。脳のシーター波を出すために散歩したり、電車に乗ることも有効だろう。そうして現れてくるのは、現在のビジネスモデルや制度の問題点や欠点である。

一番難しいのは顧客満足度を予測することである。一人よがりのモデルでは失敗してしまう。

 そこで登場するのが、またシミュレーションである。

 製品モデルの設計に失敗すれば、欠陥商品になって、人を傷つける可能性もある。ビジネスモデルの設計を間違えれば、やはり企業が倒産したり、失業者を作ったり、国が衰えていったり、行政と市民のWIN-WIN関係を失ってしまったりする。過去には、たくさんの実例がある。

 新しいビジネスモデルを創ったり、新しい制度設計を行うことは、最も高度で難しい仕事である。思いつきや物真似でできるものでないことも明らかだ。

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jkondoとすみきち氏への贈り物。