科学や技術の世界だけではない。経営学者のピーター・ドラッカーさんは、自分自身がずっとアウトサイダーだったと言っている。大学教授でありながらコンサルタントとして実社会から離れないようにしようとしていたのは、もう1つの大切な側面だ。
米国流の経営には日本が見習うべきでない点も確かに多くあるが、一番見習うべきなのは、優れたアウトサイダーやアウトサイダーの成果を生かす仕組みをしっかり作っていることだ。
この底流には経済合理性を第一義としながらも、フロンティアへ挑戦する人たち、アウトサイダーになることを恐れず挑戦する人を称賛することを、知識人の基本素養としていることがあると思う。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080525#1211707410
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080512#1210574648