2008-05-30 ■ 政治 政治 福田康夫首相が社会保障費の伸びを年二千二百億円抑制する政府目標を維持すべきだとの意向を複数の与党幹部に伝えていることが二十九日、明らかになった。 <中略> 首相は十四日、首相官邸で自民党の谷垣禎一、公明党の斉藤鉄夫両政調会長と会談し「二千二百億円削減の旗を降ろすと『日本売り』につながる」と語った。 補正予算などの「抜け道」を使わず、実体を伴った歳出削減路線が継続できるか、年末にかけて首相の胆力が問われ続ける。 (日経新聞朝刊)